3 Oracle Linux Managerでのクライアント・システムのプロビジョニング
警告:
このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended Supportでの期間限定でサポートされます。 Oracle Linux 7は現在拡張サポート中です。 詳細は、Oracle Linux拡張サポートおよびOracleオープン・ソース・サポート・ポリシーを参照してください。
OS管理ハブを使用してオペレーティング・システム・インフラストラクチャを管理することを検討してください。 詳細は、「OS管理ハブ」を参照してください。
Oracle Linux Managerをkickstartと組み合せて使用すると、Oracle Linuxシステムのインストールを自動化できます。 プロビジョニングにOracle Linux Managerとともにkickstartを使用すると、kickstartは、ネットワーク接続されたkickstartインストール・サーバーではなく、Oracle Linux Managerサーバー上のチャネルからターゲット・システムのソフトウェア・パッケージを取得します。
システムをインストールおよびプロビジョニングするためのOracle Linux Managerおよびkickstartの構成には、kickstartプロファイルの作成や、kickstartファイルを使用したクライアント・システムのインストールなど、いくつかのステップが含まれます。 完全な手順については、「Oracle Linux Manager: クライアント・ライフ・サイクル管理ガイドforリリース2.10」のクライアント・システムのプロビジョニングを参照してください。
Webインタフェースを使用すると、次の図に示すように、DHCPおよびPXEブートを使用して起動するクライアント・システムを簡単に起動できます。
図3-1 DHCPおよびPXEブートを使用するクライアント・システムのキックスタート・プロビジョニング・プロセス

この図は、次のプロセスを示しています:
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クライアント・システムの電源をオンにすると、TFTPサーバーのアドレスを含むDHCPからIP設定が取得されます。
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次に、クライアントはTFTPサーバーからブート・ローダー(
pxelinux
)をダウンロードします。ブート・ローダーは、インストール・カーネルおよび初期RAMディスク・イメージをOracle Linux Managerサーバーからダウンロードします。
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インストール・カーネルはAnacondaを実行し、kickstartパラメータ(kickstartファイルを含む)をOracle Linux Managerサーバーからダウンロードし、この情報を使用してOracle Linux Managerソフトウェア・チャネルからパッケージをインストールし、必要なシステム構成を実行します。
Cobblerに精通している場合は、cobblerコマンドを使用して、キックスタート・プロファイルを構成および管理できます。