21.1 ADD_FILTERプロシージャのシグネチャ1
このプロシージャは、レポートIDを使用して、対話グリッドにフィルタを作成します。
ノート:
ページ・レンダリング・プロセスでこのプロシージャを使用すると、レポートのダウンロード問題(CSV、HTML、電子メールなど)が発生します。ユーザーがレポートをダウンロードすると、対話グリッドでは、REQUEST
値のダウンロード形式でページがリロードされます。対話グリッドの設定の変更(フィルタの追加やレポートのリセットなど)は、Ajaxリクエストで実行されます。したがって、ダウンロード・データがユーザーが参照しているレポート・データと一致しないことがあります。このため、ページ発行プロセスでのみこのプロシージャを使用することをお薦めします。
構文
APEX_IG.ADD_FILTER(
p_page_id IN NUMBER,
p_region_id IN NUMBER,
p_filter_value IN VARCHAR2,
p_column_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_operator_abbr IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
p_is_case_sensitive IN BOOLEAN DEFAULT FALSE,
p_report_id IN NUMBER DEFAULT NULL );
パラメータ
表21-1 ADD_FILTERプロシージャのシグネチャ1のパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
対話グリッドを含む、Application Expressのカレント・アプリケーションのページ。 |
|
対話グリッド・リージョン(ID)。 |
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フィルタ値。この値は、演算子 |
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フィルタ処理されるレポートSQL列名または列の別名。 |
|
フィルタ・タイプ。有効な値は次のとおりです。 EQ = 等しい NEQ = 等しくない LT = 次より小さい LTE: より小さいか、等しい GT = より大きい GTE = 以上 N = Null NN = NULLではない C = 含む NC = 含まない IN = SQL In演算子 NIN = SQL Not In演算子 |
|
行検索フィルタの大/小文字の区別。この値は、
|
|
カレント・アプリケーション・ページで保存したレポートID。 |
例1
次の例に、ADD_FILTER
プロシージャを使用して、カレント・アプリケーションのページ1、リージョン3335704029884222
でレポートIDが901029800374639010
の対話グリッドをDEPTNO
が30
でフィルタ処理する方法を示します。
BEGIN
APEX_IG.ADD_FILTER(
p_page_id => 1,
p_region_id => 3335704029884222,
p_filter_value => '30',
p_column_name => 'DEPTNO',
p_operator_abbr => 'EQ',
p_report_id => 901029800374639010);
END;
例2
次の例に、ADD_FILTER
プロシージャを使用して、カレント・アプリケーションのページ1、リージョン3335704029884222
でレポートIDが901029800374639010
の対話グリッドを大/小文字を区別した単語'Salary'
を含む行でフィルタ処理する方法を示します。
BEGIN
APEX_IG.ADD_FILTER(
p_page_id => 1,
p_region_id => 3335704029884222,
p_filter_value => 'Salary',
p_is_case_sensitive => true,
p_report_id => 901029800374639010);
END;
親トピック: APEX_IG