21.5 CLEAR_REPORTプロシージャのシグネチャ2

このプロシージャは、レポート名を使用して、フィルタ・レポート設定を開発者が定義したデフォルト設定にクリアします。

ノート:

ページ・レンダリング・プロセスでこのプロシージャを使用すると、レポートのダウンロード問題(CSV、HTML、電子メールなど)が発生します。ユーザーがレポートをダウンロードすると、対話グリッドでは、REQUEST値のダウンロード形式でページがリロードされます。対話グリッドの設定の変更(フィルタの追加やレポートのリセットなど)は、Ajaxリクエストで実行されます。したがって、ダウンロード・データがユーザーが参照しているレポート・データと一致しないことがあります。このため、ページ発行プロセスでのみこのプロシージャを使用することをお薦めします。

構文

APEX_IG.CLEAR_REPORT(
    p_page_id     IN NUMBER,
    p_region_id   IN NUMBER,
    p_report_name IN VARCHAR2 DEFAULT NULL); 

パラメータ

表21-5 CLEAR_REPORTプロシージャのシグネチャ2のパラメータ

パラメータ 説明

p_page_id

対話グリッドを含む、Application Expressのカレント・アプリケーションのページ。

p_region_id

対話グリッド・リージョン(ID)。

p_report_name

カレント・アプリケーション・ページ内の保存されたレポート名。p_report_nameがNULLの場合、最後に表示されたレポート設定がリセットされます。

次の例に、CLEAR_REPORTプロシージャのシグネチャ2を使用して、カレント・アプリケーションのページ1、リージョン3335704029884222でレポート名が'Statistics'の対話グリッド・フィルタ設定をリセットする方法を示します。

BEGIN     
    APEX_IG.CLEAR_REPORT(
        p_page_id      => 1,
        p_region_id    => 3335704029884222,
        p_report_name  => 'Statistics');
END;