27.7 MESSAGEファンクション

このファンクションは、PL/SQLのストアド・プロシージャ、ストアド・ファンクション、ストアド・トリガー、パッケージ化されたプロシージャおよびパッケージ化されたファンクションから生成されたテキスト文字列(メッセージ)の翻訳に使用します。

構文

APEX_LANG.MESSAGE (
    p_name            IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p0                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p1                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p2                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    ...
    p9                IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_lang            IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_application_id  IN NUMBER   DEFAULT NULL)
RETURN VARCHAR2;

パラメータ

表27-6 MESSAGEのパラメータ

パラメータ 説明

p_name

Oracle Application Expressでアプリケーションの「共有コンポーネント」の下にある「テキスト・メッセージ」で定義されたメッセージの名前。

p0からp9

動的置換値: p0は翻訳文字列の%0に、p1は翻訳文字列の%1に、p2は翻訳文字列の%2に対応します(以降同様)。

p_lang

取得されるメッセージの言語コード。指定しない場合、Oracle Application Expressは、アプリケーション言語の派生元属性で定義されているとおり、ユーザーの現行の言語を使用します。

参照: Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド: アプリケーションへのプライマリ言語の指定

p_application_id

現在のワークスペース内で返される翻訳済みメッセージを所有するアプリケーションIDを指定します。データベース・ジョブからコールされるパッケージなど、Oracle Application Expressの範囲外でコールされるパッケージをコーディングする際に便利です。

次の例では、アプリケーションのGREETING_MSGというメッセージを、英語で「Good morning%0」、ドイツ語で「Guten Tag%1」と定義したと仮定しています。この例は、PL/SQLからこのメッセージを呼び出す方法を示しています。

BEGIN
--
-- Print the greeting
--
HTP.P(APEX_LANG.MESSAGE('GREETING_MSG', V('APP_USER')));
END;

p_lang属性の定義は、Application Expressエンジンがアプリケーションのプライマリ言語を導出する方法によって異なります。たとえば、アプリケーションをドイツ語で実行中で、前回のコールがAPEX_LANG.MESSAGE APIに対して行われた場合、Application Expressエンジンは、最初にLANG_CODEdeであるGREETING_MSGというメッセージを検索します。見つからない場合は、アプリケーションのプライマリ言語属性に戻ります。それでも見つからない場合、Application Expressエンジンは、言語コードがenであるこの名前のメッセージを検索します。