OML Notebooksへのアクセス

Oracle Machine Learningのタスクを実行するには、Autonomous DatabaseからOracle Machine Learning Notebooksにアクセスします

Oracle Machine Learning Notebooksへのアクセス

Oracle Machine Learning Notebooksには、Autonomous Databaseからアクセスできます。

Autonomous DatabaseからOracle Machine Learning Notebooksにアクセスするには:

  1. Autonomous Databaseインスタンスを選択し、Autonomous Databaseの詳細ページで「データベース・アクション」をクリックします。データベース・アクション
  2. データベース・アクション・ページで、「開発」セクションに移動し、「Oracle Machine Learning」をクリックします。Oracle Machine Learningのサインイン・ページが表示されます。Oracle Machine Learning
  3. Oracle Machine Learningのサインイン・ページで、ユーザー名とパスワードを入力します。
  4. 「サインイン」をクリックします。

これにより、Oracle Machine Learningユーザー・アプリケーションが開きます。

ノートブックの作成

ノートブックは、データ分析、データ検出、データ視覚化およびコラボレーションのためのWebベース・インタフェースです。

ノートブックを作成するたびに、インタプリタ設定の指定があります。ノートブックにはバインディングの内部リストが含まれており、このリストに基づいてインタープリタ・バインディングの順番が決まります。ノートブックは、SQL文の記述、PL/SQLスクリプトの実行、Pythonコマンドの実行ができる、ノートブック・コンポーネントであるパラグラフで構成されています。段落には入力セクションと出力セクションがあります。入力セクションには、実行するインタープリタをテキストとともに指定します。この情報は実行されるインタープリタに送信されます。出力セクションにインタープリタの結果が表示されます。
ノートブックを作成するには:
  1. Oracle Machine Learningホームページで、「ノートブック」をクリックします。「ノートブック」ページが開きます。
  2. 「ノートブック」ページで「作成」をクリックします。
    「ノートブックの作成」ウィンドウが表示されます。
  3. 「名前」フィールドにノートブックの名前を入力します。
  4. 「コメント」フィールドにコメントを入力します(該当する場合)。
  5. 「接続」フィールドのドロップダウン・リストで、接続を選択します。デフォルトでは、「グローバル接続グループ」が割り当てられています。
  6. 「OK」をクリックします。
ノートブックが作成され、ノートブック・エディタで開きます。今度は、これを使用して、SQL文の実行、PL/SQLスクリプトの実行およびPythonコマンドの実行を行うことができます。そのためには、パラグラフの入力セクションに次のいずれかのディレクティブを指定します。
  • %sql - SQLインタプリタをコールして、SQL文を実行する場合
  • %script - PL/SQLインタプリタをコールして、PL/SQLスクリプトを実行する場合
  • %md - Markdownインタプリタをコールして、Markdownプレーンテキストから静的htmlを生成する場合
  • %python - Pythonインタプリタをコールして、Pythonスクリプトを実行する場合

ノートブックの編集

ノートブックを作成すると、自動的に開き、デフォルトの%sqlインタプリタを使用しているパラグラフが1つ表示されます。インタプリタは、%script、%python%sqlまたは%mdのいずれかを明示的に指定することで変更できます。

ノートブックが関連付けられているプロジェクトを使用してコンテキストを設定します。
プロジェクト内の既存のノートブックを編集できます。既存のノートブックを編集するには:
  1. Oracle Machine Learningホームページで、ノートブックが使用可能なプロジェクトを選択します。
  2. Oracle Machine Learningナビゲータに移動し、「ノートブック」を選択します。あるいは、ホームページの「ノートブック」クイック・リンクをクリックできます。
    右ペインに、プロジェクト内で使用可能なすべてのノートブックが示されます。
  3. 開いて編集するノートブックをクリックします。
    選択したノートブックが編集モードで開きます。
  4. 編集モードでは、Oracle Machine Learningのノートブック内のツールバー・オプションを使用して、パラグラフ内のコードを構成設定および表示オプション用に実行できます。

    図2-1 ノートブック・ツールバー

    ノートブック・ツールバー
    次のタスクを実行できます。
    • データをフェッチするコードの記述
    • 実行をクリックして、ノートブック内の1つまたはすべてのパラグラフを実行します。
    • コードの表示/非表示をクリックして、ノートブック内のすべてのコードをパラグラフから非表示にします。再度クリックするとコードが表示されます。
    • 出力の表示/非表示をクリックして、ノートブック内のすべてのパラグラフのすべての出力を非表示にします。再度クリックすると出力が表示されます。
    • 出力のクリアをクリックして、ノートブック内のすべてのパラグラフのすべての出力を削除します。出力を表示するには、実行アイコンをもう一度クリックします。
    • ノートブックのクリアをクリックして、ノートブック内のすべてのパラグラフを削除します。
    • ノートブックのエクスポートをクリックして、ノートブックをエクスポートします。
    • コードの検索をクリックして、ノートブックに存在するコード内の情報を検索します。
    • キーボード・ショートカットをクリックして、キーボード・ショートカットを表示します。
    • インタプリタ・バインディングをクリックして、ノートブックのインタプリタ・バインディングの順序を設定します。
    • ノートブックの表示オプションをクリックして、3つのノートブックの表示オプションのいずれかを選択します。
      • 「デフォルト」をクリックして、ノートブック内のすべてのパラグラフのコード、出力およびメタデータを表示します。
      • 「シンプル」をクリックして、ノートブック内のすべてのパラグラフのコードと出力のみを表示します。このビューでは、ノートブック・ツールバーおよびすべての編集オプションが非表示になります。編集オプションを表示するには、マウス・ポインタを重ねる必要があります。
      • 「レポート」をクリックして、ノートブック内のすべてのパラグラフの出力のみを表示します。
    • 編集オプションをクリックして、出力のクリア、パラグラフの削除、幅の調整、フォント・サイズ、選択したパラグラフの上または下など、パラグラフ固有の編集オプションにアクセスします。
    • 入力項目の選択を簡単にし、ノートブック内のデータのフィルタ処理を簡単にするための動的フォーム(テキスト入力フォーム、選択フォーム、チェック・ボックス・フォームなど)の追加。Oracle Machine Learningでは、次のApache Zeppelin動的フォームをサポートしています。
      • テキスト入力フォーム — テキスト入力用の簡単なフォームを作成できます。

      • 選択フォーム — ユーザーが選択できる一連の値が含まれるフォームを作成できます。

      • チェック・ボックス・フォーム — 入力項目を複数選択するためのチェック・ボックスを挿入できます。

    ノート:

    Apache Zeppelinの動的フォームは、SQLインタープリタのノートブックでのみサポートされています。
  5. ノートブックの編集を完了したら、「戻る」をクリックします。
    これにより、「ノートブック」ページに戻ります。