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マスタービューと詳細ビューのリンク

2つ以上のビューの間に関係を確立して、マスタービューと呼ばれる1つのビューに基づいて、詳細ビューと呼ばれる1つ以上の他のビューでデータが変更されるようにすることができます。ビュー内のカラムの相互作用を、指定されたチャネルでのマスター詳細イベントを送信するように設定すると、そのビューがマスタービューになります。このカラムはマスターカラムです。マスタービューでマスターカラムをクリックすると、クリックしたセル(または項目)の定義がチャネルを介して詳細ビューに渡されます。これをマスター詳細イベントと呼びます。

詳細ビューは、指定されたチャネルでマスタービューから送信されるマスター詳細イベントをリスニングして応答するビューです。詳細ビューには、マスター詳細イベントによって渡された情報に基づいて値が直接変更されるカラムが1つ以上含まれています。これらは詳細カラムです。

マスター詳細イベントが詳細ビューに送信されると、マスター詳細イベント情報が確認され、その情報に含まれているどのカラムが詳細カラムと一致するかが判断されます。一致が見つかると、詳細カラムがマスターカラムの値で更新された後、詳細ビュー全体が更新されます。

マスタービューまたは詳細ビューとして設定できるビューのタイプは、次のとおりです。

  • ファンネル
  • ゲージ
  • グラフ
  • ピボットテーブル
  • テーブル
  • トレリス(外側のエッジのみ、内側のビジュアライゼーションは不可)

マスタービューと詳細ビューを設定するときには、次の点を考慮してください。

  • 詳細ビューは、複数のマスタービューからのマスター詳細イベントをリスニングできます。
  • 詳細ビューは、別のビューのマスターとして機能することはできません。
  • マスタービューと詳細ビューは同じ分析に含まれていても、異なる分析に含まれていてもかまいません。
  • マスター詳細関係では、マスタービューと詳細ビューの両方に同じチャネルを使用する必要があります。
  • 任意のタイプのカラム(属性または尺度)をマスターカラムにすることができます。ただし、マスタービューの[プロンプト]ドロップターゲットまたは[セクション]ドロップターゲット内にあるカラムをマスターカラムにすることはできません。マスターカラムは、ビューのボディに配置されている必要があります。
  • 詳細カラムは、次の条件を満たしている必要があります。
    • マスタービューのカラムと一致します。
    • ビューのタイプに応じて、詳細ビューの[プロンプト]ドロップターゲットまたは[セクション]ドロップターゲット内にあります。テーブルビューおよびピボット表ビューについては、[プロンプト]ドロップターゲット内にある必要があります。グラフビューおよびゲージビューについては、[プロンプト]ドロップターゲット内にあっても、[セクション]ドロップターゲット内にあってもかまいません。

次の手順では、マスタービューの設定方法について説明します。

マスタービューを設定するには

  1. 分析エディターの[基準]タブで、マスターカラムにするカラムのドロップダウンメニューからカラムのプロパティを選択します。
  2. カラムのプロパティダイアログボックスで、[相互作用]タブをクリックします。
  3. [値]セクションの[プライマリ相互作用]フィールドで、[マスター詳細イベントの送信]を選択します。
  4. [チャネルの指定]フィールドに、マスタービューがマスター詳細イベントを送信するチャネルの名前を入力します。Sales Analysis Channel、Channel 1、channel 1など、適切な任意の名前を使用できます。
  5. [OK]をクリックして、カラムのプロパティダイアログボックスを閉じます。
  6. 分析エディターの[結果]タブをクリックし、マスタービューとして使用するビューを追加します。

    マスタービューには、マスターカラムが含まれている必要があります。

  7. 分析を保存します。

次の手順では、詳細ビューをマスタービューにリンクする方法について説明します。

詳細ビューをマスタービューにリンクするには

  1. 詳細ビューにするビューを編集します。

    注: 詳細ビューは、マスタービューと同じ分析に含まれていても、異なる分析に含まれていてもかまいません。

  2. ビューエディターのツールバーで、ビューのプロパティを編集するためのアイコンをクリックします。

    たとえば、テーブルビューでは、テーブルビューのプロパティアイコンをクリックします。

  3. ビューのプロパティダイアログボックスで、[マスター詳細]チェックボックスをオンにします。

    ヒント: [マスター詳細]チェックボックスは、[ゲージのプロパティ]ダイアログボックスの[一般]タブ、[グラフのプロパティ]ダイアログボックスの[一般]タブ、およびテーブルのプロパティダイアログの[スタイル]タブに表示されます。

  4. イベントチャネルフィールドに、詳細ビューがマスター詳細イベントをリスニングするチャネルの名前を入力します。

    イベントチャネルフィールドは、[マスター詳細イベントのリスニング]チェックボックスをオンにした場合にのみ有効になります。このフィールドを使用して、1つ以上のマスタービューで発生したマスター詳細イベントを詳細ビューがリスニングするチャネルを1つ以上入力します。チャネル名は大文字小文字を区別し、マスタービューで指定されたチャネル名と正確に一致している必要があります。各チャネル名をカンマで区切ってください(例: channel a, channel b)。

  5. [OK]をクリックして、プロパティダイアログボックスを閉じます。
  6. [レイアウト]ペインで、詳細カラムにするカラムを次のように[プロンプト]ドロップターゲットまたは[セクション]ドロップターゲットにドラッグします。
    • 詳細ビューがテーブルビューまたはピボット表ビューである場合、カラムを[プロンプト]ドロップターゲットにドラッグします。
    • 詳細ビューがグラフビューまたはゲージビューである場合、目的に応じて、カラムを[プロンプト]ドロップターゲットまたは[セクション]ドロップターゲットにドラッグします。ただし、グラフビューまたはゲージビューに[プロンプト]ドロップターゲットのカラムがある場合は除きます。その場合は、カラムを[プロンプト]ドロップターゲットにドラッグする必要があります。

      注: すべての詳細カラムを同じドロップターゲットにドラッグ&ドロップする必要があります。一部を[プロンプト]ドロップターゲットに配置し、一部を[セクション]ドロップターゲットに配置することはできません。

  7. [完了]をクリックします。
  8. 分析を保存します。

公開日 2021 年 8 月 Copyright © 2005, 2021, Oracle and/or its affiliates. Legal Notices.