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共有カスケード式ピックリストの設定

ピックリスト値の共有をサポートするレコードタイプでは、異なるレコードタイプの既存のカスケード式ピックリストの設定を共有するカスケード式ピックリストを設定できます。元のカスケード式ピックリストが定義されているレコードタイプはソースレコードタイプと呼ばれ、元のカスケード式ピックリストの設定を共有するレコードタイプは宛先レコードタイプと呼ばれます。

たとえば、[担当者]レコードタイプですでに設定されているカスケード式ピックリストと同じピックリスト値および同じ値間の関連付けを持つように、[取引先]レコードタイプでカスケード式ピックリストを設定する場合があります。この例では、[担当者]レコードタイプがソースレコードタイプであり、[取引先]レコードタイプが宛先レコードタイプです。

ピックリスト値の共有をサポートするレコードタイプのリストについては、「共有値のあるカスタムピックリストフィールドの作成」を参照してください。

共有カスケード式ピックリストを設定するには、次の手順を実行します。

作業前の準備。ソースレコードタイプのカスケード式ピックリストがすでに設定されている必要があります。

共有カスケード式ピックリストを設定するには

  1. 宛先レコードタイプの[レコードタイプフィールド]ページで、ソースレコードタイプのカスケード式ピックリストで使用されているピックリストフィールドから値を取得するカスタムピックリストフィールドを作成します。

    たとえば、[担当者]レコードタイプのカスケード式ピックリストがClassというフィールドを親ピックリストとして使用し、Subclassというフィールドを関連ピックリストとして使用している場合、[取引先]レコードタイプで次の操作を行います。

    • カスタムピックリストフィールドを作成し、[担当者]レコードタイプのClassフィールドから値を取得するように設定します。
    • 2番目のカスタムピックリストフィールドを作成し、[担当者]レコードタイプのSubclassフィールドから値を取得するように設定します。

      注: 他のピックリストフィールドから値を取得するカスタムピックリストフィールドの作成の詳細は、「共有値のあるカスタムピックリストフィールドの作成」を参照してください。

  2. 宛先レコードタイプの[レコードタイプアプリケーションカスタマイズ]ページで、必要なカスケード式ピックリストリンクをクリックし、次の操作を行います。
    1. カスケード式ピックリストセットアップページのステップ1で、[親ピックリスト]および[関連ピックリスト]フィールドでこの手順のステップ1で設定するカスタムピックリストフィールドを選択し、オプションでカスケード式ピックリストの説明を入力します。

      親ピックリストと関連ピックリストの関係が、ソースレコードタイプでの対応するフィールド間の関係と同じであることを確認します。前述の例では、Classフィールドが[担当者]レコードタイプのカスケード式ピックリストの親ピックリストとして使用され、Subclassフィールドが関連ピックリストとして使用されています。したがって、[取引先]レコードタイプのカスケード式ピックリストでは、[担当者]レコードタイプのClassフィールドから値を取得するフィールドは親ピックリストである必要があり、[担当者]レコードタイプのSubclassフィールドから値を取得するフィールドは関連ピックリストである必要があります。

    2. カスケード式ピックリストセットアップページのステップ2で、[共有カスケード式ピックリストの有効化]チェックボックスをオンにします。

      このチェックボックスをオンにした後、ページには、ソースレコードタイプのカスケード式ピックリストで親値と関連する値の間にすでに設定されている関連付けが表示され、関連付けを変更できません。

    3. [終了]をクリックしてカスケード式ピックリスト定義を保存します。

ソースフィールドの値が後で変更された場合、同じ変更が宛先フィールドで自動的に反映されます。同様に、ソースレコードタイプのカスケード式ピックリストでの親値と関連する値の間の関連付けが変更された場合、同じ変更が宛先レコードタイプのカスケード式ピックリストで自動的に反映されます。

カスケード式ピックリストの[共有カスケード式ピックリストの有効化]チェックボックスを後でオフにした場合、親値と関連する値の間の関連付けは編集可能になり、そのカスケード式ピックリストはソースレコードタイプのカスケード式ピックリストの設定を共有しなくなります。したがって、ソースレコードタイプのカスケード式ピックリストで関連付けが後で変更された場合、変更はこれらのカスケード式ピックリストで自動的に反映されません。ただし、ソースレコードタイプのピックリストフィールドから値を取得しないようにフィールドの設定を変更しないかぎり、宛先レコードタイプのカスタムピックリストフィールドは引き続きソースレコードタイプのピックリストフィールドから値を取得します。


公開日 2021 年 8 月 Copyright © 2005, 2021, Oracle and/or its affiliates. Legal Notices.