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グラフビューでの結果の表示

グラフビューを使用して、データをグラフとして表します。次の表では、使用可能なグラフのタイプとその使用方法について説明します。各タイプで使用可能なスタイルも示します。散布、レーダーおよびマイクロチャートを除くすべてのグラフタイプは、2次元(2D)または3次元(3D)にすることができます。すべてのタイプのグラフがすべてのタイプのデータに適するわけではありません。

グラフタイプ

グラフのサブタイプ

説明

スタイル

  • 積上げ垂直
  • 積上げ水平
  • 100%積上げ垂直
  • 100%積上げ水平

カテゴリーに関連付けられた数量を示す棒グラフ。棒グラフは、数量を棒の長さ、カテゴリーを棒または棒のグループとして表示します。

類似した項目間の差を比較する場合に適しています。たとえば、競合製品の売上、同じ製品の異なる期間での売上、同じ製品の異なる市場での売上などを比較できます。

棒グラフは、水平または垂直の棒を表示することにより、尺度カラムを比較します。

  • 四角形
  • 三角形
  • 円柱
  • ひし形
  • グラデーション
  • パターン塗り

折れ線

なし

折れ線グラフは、数量を経時的またはカテゴリー別に示します。

経時的な傾向を表示する場合に適しています。複数の尺度カラムをプロットするために使用できます。

  • 標準線
  • 段付きの線
  • 曲線

エリア

  • 積上げ
  • 100%積上げ

面グラフは、各値の貢献の傾向を経時的またはカテゴリー別に示します。

面グラフは、線の間の領域が塗りつぶされた線グラフです。領域は積み上げられ、各期間またはカテゴリーの合計値になります。100%積上げグラフでは、各カテゴリーは合計値に対する貢献比率として表示されます。

  • 単色塗り
  • グラデーション塗り
  • パターン塗り

パイ

なし

パイグラフは、データセットを全体に対する割合で表します。

地域別売上や地区別売上など、全体に対して各部分を比較する場合に適しています。

  • 単色塗り
  • グラデーション塗り
  • パターン塗り

折れ線-棒

  • 標準
  • 積上げ

折れ線-棒グラフは、異なる範囲を持つ2つのデータセットをプロットします。1つのデータセットを棒として、もう1つのデータセットを棒に重なる線として表示します。

折れ線-棒グラフはデータセット間の傾向の関係を表示する場合に適しています。

  • 四角形
  • 三角形
  • 円柱
  • ひし形
  • グラデーション
  • パターン塗り

時系列折れ線

なし

時系列折れ線グラフは、時系列データをプロットします。データポイント間で経過した時間に基づいて横軸をスケールします。

  • 標準線
  • 段付きの線
  • 曲線

パレート

なし

パレートグラフは、棒グラフと折れ線グラフが1つのグラフになったもので、基準を降順で表示します。折れ線が割合の累計を表します。

最良および最悪や最大および最小など、重大な要因を特定する場合に適しています

  • 四角形
  • 三角形
  • 円柱
  • ひし形
  • グラデーション
  • パターン塗り

散布

なし

散布グラフは、xとyで示される値を点で表し、この点をx-yグリッド内に散布させます。データポイントを2つの独立した変数に基づいてプロットします。したがって、多数のデータポイントをプロットし、データポイントの密集度を観察できます。

散布グラフは、大きなデータセット間の関係や傾向を観察する場合に適しています。

ヒント: 散布グラフを作成するには、1つのファクトをx軸上に、もう1つのファクトをy軸上にプロットします。これらのファクトをレベル軸上の選択値に対してプロットします。

  • 標準散布
  • 散布と折れ線

バブル

なし

バブルグラフは、散布グラフの一種ですが、データ要素を円(バブル)として表示します。3つの変数を2次元で表示します。つまり、1つの値をx軸上の円の位置で表します。もう1つの値をy軸上の円の位置で表します。3つ目の値をその円の相対サイズで表します。

バブルグラフは、3つの変数を持つデータをプロットする場合や、一定期間にわたる財務データを表示する場合に適しています。

ヒント: バブルグラフを作成するには、1つのファクトをx軸に、もう1つのファクトをy軸に、3つ目のファクトをバブルの半径軸にプロットします。これらの3つのファクトをレベル軸上の選択値に対してプロットします。

なし

レーダー

なし

レーダーグラフは、棒グラフと同じ情報をプロットしますが、グラフの中心から放射状にデータを表示する点が異なります。データ要素ごとに値軸があります。

データの重複度や分布を調べる場合に適しています。

なし

マイクロチャート

  • スパーク折れ線
  • スパーク棒
  • スパーク面

これらの各グラフタイプは、トレリスビューのコンテキストでのみ表示される(近くのテキストとほぼ同じサイズの)テキストサイズのグラフとなり、傾向情報を表示する場合に適しています。

マイクロチャートグラフは、データがスパークグラフと数字の混合として表示される拡張トレリス内で役立ちます。

マイクロチャートには、軸や凡例はありません。大きいグラフと同様に、マイクロチャートの尺度値は相対的なサイズの棒(または線、面)としてレンダリングされます。各尺度名はカラム見出しに表示されます。データセルにポインタを置くと、尺度の詳細がツールチップテキストとして表示されます。

なし

ウォーターフォール

なし

ウォーターフォールグラフを使用すると、値がどのように増減するかを連続的かつ累積的に表示できます。ウォーターフォールグラフは、各尺度が総計にどのようにどのように貢献しているかにユーザーの注意を向けるために役立ち、色を使用した書式設定によって内容を伝えます。初期値に後続の値(正と負の両方の差異または変化)が加算されて合計に達します。ウォーターフォールグラフごとに合計は1つのみとなり、小計を追加できます。

  • 3色(増加、減少および合計)
  • 4色(最初、増加、減少および合計)
  • 単一色
  • 2色
  • カスタム

注: Oracle CRM On Demandでは、サードパーティのグラフエンジンを使用しています。軸や凡例が表示されるかどうかは、グラフの種類やサイズ、グラフに含める要素数によって決まります。これは、Webブラウザの使用可能なページ領域の大きさに制限されるためです。幅と高さのコントロールを調整すると、グラフに表示されていない軸や凡例の値を表示できる場合もあります。

注: 結果と互換性がないグラフを選択すると、結果は表示されません。

次の手順では、グラフビューを編集する方法について説明します。

グラフビューを編集するには

  1. 複合レイアウトにまだビューがない場合は、ビューを追加します。

    ビューの追加方法については、「ビューの追加および削除」を参照してください。

  2. 分析エディターの[結果]タブで、グラフビューの[ビューの編集]ボタンをクリックします。

    グラフビューエディターが開きます。

  3. 必要に応じて、[レイアウト]ペインで、フィールドをドロップターゲットにドラッグアンドドロップします。

    ドロップターゲットの詳細は、「ビューエディターのドロップターゲットについて」を参照してください。

    ヒント: グラフビューエディターで分析にカラムを追加するには、サブジェクトエリアペインでカラムのフィールドの名前を選択し、ドロップターゲットにドラッグします。[基準]タブに移動して、カラムを追加することも可能です。[基準]タブでのカラムの追加の詳細は、「分析へのカラムの追加」を参照してください。グラフビューエディターで追加したカラムは分析全体に追加されます。カラムは[基準]タブや他のビュー、グラフビューで確認できます。ただし、グラフビューエディターでの作業中に分析からカラムを削除することはできません。グラフビューおよび分析からカラムを削除する場合は、[基準]タブに移動し、カラムのオプションのドロップダウンリストから[削除]を選択する必要があります。

  4. ツールバーのグラフプロパティの編集アイコンをクリックします。
  5. [グラフのプロパティ]ダイアログボックスで、必要なプロパティを指定します。

    次のことを指定できます。

    • 幅、高さ、凡例の位置などの、グラフビューのキャンバスに関連するプロパティ
    • スタイルなどのグラフビューの外観を制御するプロパティ

      注: グラフの外観は、グラフ要素の位置に基づく方法と、カラムに適用された条件に基づく方法の2つの方法で書式設定できます。設定に基づいてグラフの外観を書式設定する方法の詳細は、このトピックで後述します。

    • 軸の制限と目盛マークのプロパティ
    • グラフのタイトルとラベルの表示を制御するプロパティ
  6. 変更が完了したら、[OK]をクリックして[グラフのプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。

    グラフが更新されます。選択した項目を収容するために、グラフのサイズが変更されることがあります。

  7. [完了]をクリックして、グラフビューエディターを閉じます。
  8. 分析を保存します。

グラフの外観の書式設定

グラフの外観は、次のいずれかの設定に基づいて書式設定できます。

  • グラフ要素(折れ線-棒グラフの線や棒、パイグラフのスライスなど)の位置。位置の書式設定により、グラフ要素の位置つまり、グラフ要素(棒など)がグループで表示される数値の順序に基づいてグラフの外観をカスタマイズできます。グループは、グラフビューエディターの[グループ化]ドロップターゲットエリアに表示される属性カラムによって決定されます。
  • カラムに適用される条件。条件付き書式設定は、条件を満たすカラム値に適用されます。カラムに対して指定された条件を満たす特定のカラム値またはカラム値の範囲に基づいて、グラフデータを表示する色を指定できます。

次の手順では、グラフの外観を書式設定する方法について説明します。

グラフの外観を書式設定するには

  1. 分析エディターの[結果]タブで、グラフビューの[ビューの編集]アイコンをクリックします。
  2. グラフビューエディターで、ツールバーのグラフプロパティの編集アイコンをクリックします。
  3. [グラフのプロパティ]ダイアログボックスで、[スタイル]タブをクリックします。
  4. [スタイルと条件付き書式設定]リンクをクリックして、[スタイルと条件付き書式設定]ダイアログボックスを開きます。
  5. グラフ要素の位置に基づいてグラフの外観を書式設定するには、次の操作を行います。
    1. [スタイルの書式設定]タブをクリックします。
    2. カスタム書式設定位置を追加するグラフ要素(棒など)のタブを選択します。
    3. [新しい位置の追加](緑のプラス記号)アイコンをクリックします。
    4. [カスタム書式設定位置]テーブルで、新規位置エントリの書式設定を指定します。たとえば、位置に適用する色を選択するには、[色]ボックスの横にある下矢印をクリックして[色の選択]ダイアログにアクセスします。(書式設定オプションは要素によって異なることに注意してください。)
    5. [OK]をクリックします。
  6. 適用される条件に基づいてグラフの外観を書式設定するには、次の操作を行います。
    1. [条件付き書式設定]タブをクリックします。
    2. [条件付き書式の追加]をクリックし、条件を適用するカラムを選択します。
    3. [新規条件]ダイアログで演算子を選択し、この条件のカラム値またはカラム値の範囲を入力します。
    4. [OK]をクリックします。
    5. [条件付き書式設定]タブで、条件が満たされたときにカラム値に適用する色を選択するには、[色]ボックスの横にある下矢印をクリックして[色の選択]ダイアログにアクセスします。

      注: 複数の条件を指定した場合、すべての条件が評価され、trueになった条件の書式がマージされます。書式間に競合がある場合は、最後にtrueとして検証された条件によって、表示されるフォーマットが決まります。

    6. [OK]をクリックします。
  7. 変更が終了したら、[OK]をクリックして、[グラフのプロパティ]ダイアログボックスを閉じます。
  8. [完了]をクリックして、グラフビューエディターを閉じます。
  9. 分析を保存します。

公開日 2021 年 8 月 Copyright © 2005, 2021, Oracle and/or its affiliates. Legal Notices.