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Expression Builderの使用
Oracle CRM On Demandでは、テキストボックスの横に[fx]アイコンが表示されているときはいつでも、Expression Builderを使用できます。このアイコンをクリックすると、 Expression Builderが別個のウィンドウに開きます。
注: 式でのフィールド名およびフィールド名構文の詳細は、「式について」を参照してください。
式を作成するには
- [fx]アイコンをクリックし、Expression Builderを開きます。
- Expression Builderで、リストからフィールドと関数を選択するか、それらを式エディターに入力します。
リストからフィールドを選択すると、そのフィールドの言語独立名が式エディターに貼り付けられます。たとえば、[商談]フィールドのリストから[クローズ日]フィールドを選択すると、[{Primary Revenue Close Date}]が式エディターに貼り付けられます。
注: Expression Builderで[フィールド]リスト内に表示されるフィールド名は、フィールドの表示名です。管理者がフィールドの表示名を変更した場合は、[フィールド]リストにそのフィールドの新しい表示名が表示されます。ただし、リストからそのフィールドを選択したときは、そのフィールドの言語独立名が式エディターに貼り付けられます。
フィールド名の括弧は、特定のフィールドの値が評価され、固有のデータタイプで返されることを示しています。次の表に、フィールドとフィールド値の選択について詳しく示します。
- 必要に応じて演算子およびリテラルを追加することで式を編集します。
注:ピックリストフィールドに特定の値があるかどうかを式に判断させる場合は、式に値を入力しないでください。たとえば、[{Type}] = "顧客"と入力してはなりません。代わりに、リストからピックリストフィールドを選択し、Expression Builderの[可能な値を表示]リンクをクリックします。表示される値から、式で使用する値を選択します。式は次のようになります。
[{Type}]=LookupValue("ACCOUNT_TYPE", "Customer")
- (オプション) 次のように式にコメントを追加します。
- コメントの開始を指定するには、スラッシュ (/) とそれに続けてアスタリスク (*) を入力します。
- コメントの終了を指定するには、アスタリスクとそれに続けてスラッシュを入力します。
次に例を示します。
/*This is my comment*/
コメントは、式の開始または終了、あるいは式の中の任意の場所に追加できます。1つの式に複数のコメントを追加できます。
式の中のコメントは、式の評価時には無視されます。ただし、ワークフローの[メール送信]アクションで電子メールの件名またはメッセージ内には、無視されるコメントを含めることはできません。これらの場所では、スラッシュとアスタリスクはプレーンテキストとして解釈され、件名行または電子メールメッセージに、アスタリスク内に置かれたその他のテキストとともに表示されます。
注: コメント機能を使用して式を無効にすることもできます。たとえば、フィールド検証式を無効にするが削除はしない場合、ここで説明したように、その式をスラッシュとアスタリスク文字で囲みます。後でその式を再度有効にする場合、式の開始と終了からスラッシュとアスタリスク文字を削除します。
- (オプション)[構文のチェック]をクリックし、式を修正します。
- 式を保存します。
次の表では、Expression Builderについて説明します。
インターフェイス要素
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説明
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レコードタイプのフィールド
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式で許可されるフィールド(コンテキストレコードタイプ)のコンテキストに応じたピックリストを提供します。企業の管理者がフィールドの名前を変更した場合、[フィールド]ピックリストには新しいフィールド名が表示されます。
次の点に注意してください。
- ワークフロールールまたはワークフロールール関連のアクションを作成している場合、コンテキストレコードタイプは、そのワークフロールールの定義で指定されたレコードタイプになります。たとえば、サービスリクエストレコードのワークフロールールにアクションとして送信する電子メールを作成している場合、Expression Builderのコンテキストレコードタイプは[サービスリクエスト]です。
- 高度なフィールド管理では、コンテキストレコードタイプは、式が作成されているフィールドの親になります。たとえば、商談フィールドでフィールド検証を定義する場合、Expression Builderのコンテキストレコードタイプは[商談]になります。
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可能な値を表示
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[フィールド]ピックリストからフィールドを選択する場合、[可能な値を表示]をクリックすると、そのフィールドで受け入れ可能な値を表示できます。
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ファンクション
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式内でのデータの変更、抽出、処理で使用可能な特別な関数のドロップダウンリストを提供します。使用可能な関数のリストについては、「Expression Builderの関数」を参照してください。
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式
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編集可能な複数行のテキストボックスに式が表示されます。
式のサポートされる最大の長さについては、「式について」を参照してください。
ピックリストから選択したフィールドおよび関数は、式エディターに表示されます。式は式エディターに直接入力することもできます。
式構文には、常に言語に依存しないフィールド名が表示されます(言語独立名とは、ユーザー言語が変更されても変わらない名前です)。
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構文ガイド
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Expression BuilderオンラインヘルプのOracle CRM On Demandのトピックが表示されます。
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式の例
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Expression Builderオンラインヘルプの「Oracle CRM On Demandの例」が表示されます。
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構文のチェック
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作成した式の構文を検証します。
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保存
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式を保存します。
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取消
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変更を保存せずにExpression Builderウィンドウを閉じます。
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関連トピック
関連するExpression Builderの情報については、次のトピックを参照してください。
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