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詳細カスタムオブジェクトの時系列分析サブジェクトエリア
対象製品
このサブジェクトエリアは、すべてのエディションのOracle CRM On Demandで使用できます。
ビジネス上の目的
このサブジェクトエリアでは、詳細カスタムオブジェクトを分析する機能を使用できます。
詳細カスタムオブジェクトの時系列分析サブジェクトエリアは、カスタムオブジェクト01、02および03と事前に作成された特定のオブジェクトとの1対多関係のレポート、およびカスタムオブジェクト01から05と事前に作成された特定のオブジェクトとの多対1関係のレポートを生成できる、特殊サブジェクトエリアです。詳細カスタムオブジェクトの時系列分析サブジェクトエリアでは、複数のオブジェクトのレポートを1つサブジェクトエリアに結合するため、分析を規定する基準を追加して、分析に含まれるオブジェクト間の関係パスの選択に役立てる必要があります。複数のディメンションが分析にある場合、Oracle CRM On Demandの分析では、常に基準をディメンションに関連付ける必要があります。レポートに基準が含まれていない場合は、Oracle CRM On Demandの分析で1つの基準が無作為に選択されます。
カスタムオブジェクト01、02および03と、分析の取引先、担当者、サービスリクエストおよび商談の多対多関係が実装されています。したがって、カスタムオブジェクト01、02および03とこれらのオブジェクトとの関係について1対多関係のレポートを生成できます。
関連タイプ
フェデレート
ディメンション
このサブジェクトエリアには次のディメンションがあります。
- 取引先
- 活動
- キャンペーン
- 担当者
- カスタムオブジェクト01
- カスタムオブジェクト02
- カスタムオブジェクト03
- カスタムオブジェクト04
- カスタムオブジェクト05
- 見込み客
- 商談
- 所有ユーザー
- パートナー
- サービスリクエスト
基準
これらのサブジェクトエリアには次の基準があります。
- 取引先基準
- 取引先カスタム基準
- 取引先最適化カスタム基準
- 取引先数
- 商談あり取引先数
- 確定売上平均
- 平均売上
- 商談をクローズするまでの平均日数(定義:商談をクローズするまでの日数を成約数で割った数字)
- 活動基準
- 活動カスタム基準
- 作成日順に並べ替えた活動基準
- 活動数
- アポイント数(作成日)
- クローズした活動数
- オープン活動数
- タスク数(作成日)
- 活動基準(その他の日別)
- アポイント数(終了日)
- アポイント数(開始日)
- タスク数(締切日)
- 活動最適化カスタム基準
- 活動あり取引先数
- 活動数
- スケジュール済みアポイント数
- ダイアル済みコール数
- 到達済みコール数
- クローズした活動数
- オープン活動数
- キャンペーン基準
- キャンペーン最適化カスタム基準
- キャンペーンの取引先数
- キャンペーン数
- 有効なキャンペーン数
- 完了キャンペーン数
- 予定キャンペーン数
- キャンペーンの担当者数
- 見込み客数
- 商談数
- 成約数
- 予算の割合(定義:コストに100を掛けて予算計上済みコストで割った数字)
- 見込み客目標の達成率(定義:見込み客数に100を掛けて見込み客目標数で割った数字)
- 売上目標達成率(定義:確定売上×100を売上目標で割った値)
- クローズしたセールスごとの費用平均(定義:平均費用を成約数で割った数字)
- 見込み客1件当たりの費用平均(定義:平均費用を見込み客数で割った数字)
- 見込み客から商談に変更するまでの平均日数(定義: 見込み客の作成日から見込み客の変更日までの日数を、商談に変更された見込み客数で割った数字)
- クローズしたセールスごとの費用(定義:費用を成約数で割った数字)
- 見込み客1件当たりの費用(定義:費用を見込み客数で割った数字)
- 見込み客変更率(定義:顧客になった見込み客の割合)
- 商談成約率(定義:成約した商談数を、成約した商談と不成約の商談の合計数で割った数字)
- 投資対効果(ROI)
- 担当者基準
- 担当者カスタム基準
- 担当者最適化カスタム基準
- 家屋価格
- 平均家屋価格
- 平均家屋価格(千単位)
- 家屋価格
- 家屋価格(千単位)
- 総資産
- 平均総資産
- 総資産平均(千単位)
- 総資産
- 総資産(千単位)
- 経費総額
- 平均経費総額
- 経費総額平均(千単位)
- 経費総額
- 経費総額(千単位)
- 総収入
- 平均総収入
- 総収入平均(千単位)
- 総収入
- 総収入(千単位)
- 負債合計
- 平均負債合計
- 平均負債合計(千単位)
- 負債合計
- 負債合計(千単位)
- 総純資産
- 平均総純資産
- 総純資産平均(千単位)
- 総純資産
- 総純資産(千単位)
- 年度累計販売
- 平均年度累計販売
- 平均年度累計販売(千単位)
- 年度累計販売
- 年度累計販売(千単位)
- クライアント数
- 担当者数
- 見込み顧客数
- カスタムオブジェクト01-05基準
- カスタムオブジェクト01-05カスタム基準
- カスタムオブジェクト01-05最適化カスタム基準
- カスタムオブジェクト01-05の数
- 見込み客基準
- 見込み客カスタム基準
- 見込み客最適化カスタム基準
- アーカイブ済み見込み客数
- 見込み客数
- 商談に変更された見込み客数(定義:商談に変更された見込み客数)
- 不成立商談となった見込み客数
- 成約商談の見込み客数(定義:商談に変更され、セールスステージがクローズ済み/成約になっている見込み客数)
- 新規商談数
- 確認済み見込み客数
- 拒否済み見込み客数
- 成約数
- 見込み客から商談に変更するまでの平均日数(定義: 見込み客の作成日から見込み客の変更日までの日数を、商談に変更された見込み客数で割った数字)
- 見込み客フォローアップの平均日数(定義:見込み客をフォローアップするまでの日数を見込み客数で割った数字)
- 見込み客の確定売上
- 見込み客の予想売上
- 見込み客の商談売上
- 予想売上
- 商談基準
- 商談カスタム基準
- 商談の基準(開始日別)
- 商談あり担当者数
- オープン商談数
- 商談数
- 成約数
- フェーズの平均日数
- 平均取引サイズ(定義: ユニット数または売上額で表した各顧客の取引ごとの平均サイズ。)
- 平均セールスサイクル
- 確定売上
- 予想売上
- 商談不成約率
- 商談成約率
- 売上
- 商談最適化カスタム基準
- 商談あり担当者数
- オープン商談数
- 商談数
- 成約数
- フェーズの平均日数
- 平均取引サイズ
- 平均セールスサイクル
- 確定売上
- 確定売上(千単位)
- 予想売上
- 予想売上(千単位)
- 商談不成約率
- 商談成約率
- 前四半期の確定売上
- 前四半期の確定売上 (000)
- 前四半期の商談売上
- 前四半期の商談売上 (000)
- 売上
- 売上(千単位)
- パートナー基準
- パートナーカスタム基準
- 主要パートナー取引先基準
- 承認されたMDFリクエスト数
- アーカイブ済み見込み客数
- キャンセルされたSR数
- クローズしたSR数
- 承認保留 MDF リクエスト日数
- MDF リクエストの承認までの日数
- 取引交渉登録製品数
- 取引交渉登録数
- 商談が成立した取引交渉登録数
- 新規顧客の取引交渉登録数
- 新規商談の取引交渉登録数
- 承認保留中の取引交渉登録数
- 成約取引交渉登録数
- 商談あり取引交渉登録数
- 見込み客数
- 商談に更新された見込み客数
- 不成立商談となった見込み客数
- 成約商談の見込み客数
- MDFリクエスト数
- 承認保留中の MDF リクエスト数
- オープン商談数
- オープンSR数
- 商談数
- 見込み客ありパートナー数
- 商談ありパートナー数
- 保留中のSR数
- 確認済み見込み客数
- 拒否済み見込み客数
- SR数
- 特別価格リクエスト数
- 成約数
- 承認済みの取引交渉登録数
- 期限切れの取引交渉登録数
- 確定売上平均
- 平均見込売上
- フェーズの平均日数
- 特別価格製品の平均認可原価
- 商談をクローズするまでの平均日数
- SRクローズまでの平均日数
- 見込み客から商談に変換するまでの平均日数
- 見込み客フォローアップの平均日数
- 取引交渉登録の承認までの平均日数
- 特別価格製品の平均標準小売価格
- 平均オープンサービスリクエスト期間
- 特別価格製品の平均取得原価
- 特別価格製品の平均要求原価
- 確定売上
- 確定売上(千単位)
- 見込み客の確定売上
- 予想売上
- 予想売上(千単位)
- 見込み客の予想売上
- MDF 事前承認金額
- MDF 事前承認金額 (000)
- MDF 要求済み金額
- MDF 要求済み金額 (000)
- MDF 承認保留要求済み金額
- 見込み客の商談売上
- 見込売上
- 見込売上(千単位)
- 製品確定売上
- 製品確定売上(千単位)
- 製品売上(千単位)
- 売上
- 売上(千単位)
- 特別価格認可金額
- 特別価格認可金額 (千単位)
- 特別価格要求済み金額
- 特別価格要求済み金額 (千単位)
- 特別価格製品数量
- 取引交渉登録製品数量合計
- MDF 承認済み請求額合計
- MDF 承認済み請求額合計 (千単位)
- MDF 要求済み請求額合計
- MDF 要求済み請求額合計 (千単位)
- 取引交渉登録の売上合計
- 取引交渉登録の売上合計 (千単位)
- 商談なし取引交渉登録の売上合計
- 商談なし取引交渉登録の売上合計(千単位)
- オープン取引交渉登録の売上合計
- オープン取引交渉登録の売上合計(千単位)
- パートナー数
- サービスリクエスト基準
- サービスリクエストカスタム基準
- サービスリクエスト指標(クローズ日別)
- キャンセルしたサービスリクエスト数 (クローズ日)
- クローズしたサービスリクエスト数(クローズ日)
- サービスリクエストクローズ平均日数 (クローズ日)
- サービスリクエストクローズ平均分数 (クローズ日)
- サービスリクエスト最適化カスタム基準
- キャンセルされたサービスリクエスト数
- クローズした SR の数
- オープンした SR の数
- 保留中 SR の数
- サービスリクエスト数
- SR クローズまでの平均日数
- SR クローズ平均分数
- 平均オープン SR 期間
- オープン SR 平均エージ (分数)
使用上の注意
結果なしの分析が発生する理由はいくつか考えられます。その1つは、分析の基準が不足していることです。分析には最低でも1つの基準を指定する必要があります。
相互に直接リンクしていない2つのカスタムオブジェクトを使用した場合にも結果のない分析が生成される可能性があります。カスタムオブジェクトと別のカスタムオブジェクトを含む別のオブジェクトとの関連を分析するには、オブジェクトが直接関連付けられている必要があります。たとえば、取引先オブジェクトがカスタムオブジェクト01および03に直接関連付けられている場合、取引先とカスタムオブジェクト01との関連および取引先とカスタムオブジェクト03との関連を示すレポートを作成できます。ところが、取引先とカスタムオブジェクト01との関連と、カスタムオブジェクト03との関連を結合した関係を示すレポートを作成するには、アプリケーションの定義でカスタムオブジェクト01とカスタムオブジェクト03を直接関連付ける必要があります。
さらに例を示すと、取引先オブジェクトがカスタムオブジェクト01に直接関連付けられ、そのカスタムオブジェクト01がカスタムオブジェクト03にも直接関連付けられている場合、取引先とカスタムオブジェクト01との関連、およびカスタムオブジェクト01とカスタムオブジェクト03との関連を示すレポートを作成できます。ところが、取引先、カスタムオブジェクト01およびカスタムオブジェクト03を結合した関連を示すレポートを作成するには、アプリケーションの定義で取引先とカスタムオブジェクト03を直接関連付ける必要があります。
取引先、担当者およびサービスリクエストディメンションには、基準および関連属性を任意のレベルで分析できるブック階層が含まれています。
共通日付ディメンション
このサブジェクトエリアのレコードタイプディメンションの多くには、[日付]や[作成日]などの日付フォルダがあります。ただし、一部のレコードタイプでは共通日付ディメンションが共有されます。他のレコードタイプと日付ディメンションを共有するレコードタイプの日付フォルダからカラムを選択した場合に、同じ日付ディメンションを共有する他のレコードタイプのいずれかの基準を選択すると、分析では、基準を選択したレコードタイプのレコードのすべての日付が表示されます。たとえば、[取引先]および[担当者]レコードタイプは日付ディメンションを共有しています。したがって、[取引先]フォルダで[作成日]フォルダから[日付]カラムを選択した場合に、取引先数基準を選択すると、分析では、取引先レコードが作成されたすべての日付が表示されます。ただし、[取引先]および[担当者]レコードタイプは日付ディメンションを共有しているため、[担当者]フォルダで[作成日]フォルダから[日付]カラムを選択し、取引先数基準を選択した場合、同じ結果が表示されます。
他のレコードタイプと日付ディメンションを共有するレコードタイプの日付フォルダからカラムを選択した場合に、同じ日付ディメンションを共有する複数のレコードタイプから基準を選択すると、分析では、基準を選択したすべてのレコードタイプのレコードのすべての日付が表示されます。たとえば、[取引先]フォルダで[作成日]フォルダから[日付]カラムを選択した場合に、取引先数および[担当者数]基準を選択すると、分析では、取引先レコードおよび担当者レコードが作成されたすべての日付が表示されます。この例では、取引先レコードが作成されたが担当者レコードが作成されなかった日付の[担当者数]基準には値0 (ゼロ) が表示され、担当者レコードが作成されたが取引先レコードが作成されなかった日付の取引先数基準には値0 (ゼロ) が表示されます。
次の表に、共通日付ディメンションを共有するレコードタイプと、各レコードタイプに対して表示される日付ディメンションの名前を示します。
レコードタイプディメンション
|
日付ディメンション
|
取引先
|
作成日
|
キャンペーン
|
日付
|
カスタムオブジェクト01から05
|
作成日
|
見込み客
|
日付
|
商談
|
クローズ日
|
サービスリクエスト
|
日付
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関連オブジェクトのカスタムフィールド
関連オブジェクトのカスタムフィールドは、詳細カスタムオブジェクトの時系列分析サブジェクトエリアのレポートには使用できません。たとえば、カスタムオブジェクトのフィールドを別のカスタムオブジェクトの関連フィールドとして作成した場合、詳細カスタムオブジェクトの時系列分析サブジェクトエリアのメインオブジェクトフォルダでは、その新しいフィールドを使用できません。一方、関連オブジェクトのフォルダでは、その新しいフィールドを使用できます。
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