6.14 PURGEDDLHISTORY | PURGEDDLHISTORYALT
適用対象
Manager、Oracle Database
説明
PURGEDDLHISTORY
およびPURGEDDLHISTORYALT
パラメータでは、DDL取得をサポートするDDL履歴表のサイズを制御します。これらの表はOracleデータベースに作成され、トリガーベースのDDL取得をサポートします。
これらのパラメータを指定すると、Managerが必要なくなった行をパージします。行を保持する最小時間および最大時間は、最終更新日に基づいて指定できます。最大時間および最小時間両方のルールを指定する必要があります。両方の指定がなければ、Managerが行をいつ削除するかの完全な基準がありません。たとえば、MINKEEPHOURS 3
をMAXKEEPHOURS 5
とともに使用した場合、過去3時間変更されなかった行を保持し、少なくとも5時間変更されなかったときに削除するよう指定できます。
これらのパラメータでは、USERID
またはUSERIDALIAS
パラメータでログオンを指定する必要があります。
警告:
履歴表をパージするときは注意が必要です。これらはDDL同期プロセスの整合性にとって重要です。早期のパージはOracle GoldenGateではリカバリできません。DDLデータの損失の可能性をなくすために、定期的にOracle GoldenGate DDLスキーマのバックアップを取るようにしてください。
デフォルト
1時間ごとにパージ
構文
PURGEDDLHISTORY | PURGEDDLHISTORYALT {, max_rule} [, min_rule] [, frequency]
-
PURGEDDLHISTORY
-
DDL履歴表をパージします。この表はDDL操作を追跡するものです。パージする履歴表の名前を決定するために、Oracle GoldenGateは、まず
GLOBALS
ファイルのDDLTABLE
パラメータに指定された名前を探します。このパラメータが存在しない場合、Oracle GoldenGateはデフォルト名GGS_DDL_HIST
を使用します。 -
PURGEDDLHISTORYALT
-
内部DDL履歴表をパージします。この表は、表のオブジェクトIDに関連付けられているパーティション化されたオブジェクトIDを追跡します。パージする内部履歴表の名前を決定するために、Oracle GoldenGateは、まず
GLOBALS
ファイルのDDLTABLE
パラメータに指定された名前を探して_ALT
を付けます。このパラメータが存在しない場合、Oracle GoldenGateはデフォルト名GGS_DDL_HIST_ALT
を使用します。 -
max_rule
-
必須です。次のいずれかを使用して行を保持する最大時間を設定します。
-
min_rule
-
次のいずれかを使用して行を保持する最小時間を設定します。
-
frequency
-
DDL履歴をパージする間隔を設定します。Managerが潜在的なメンテナンス・タスクについて評価するデフォルトの間隔は10分です。
CHECKMINUTES
パラメータによって指定されます。Managerは、この間隔でPURGEDDLHISTORY
またはPURGEDDLHISTORYALT
の間隔を評価し、指定のfrequency
でパージを実行します。frequency
には、次のいずれかを指定できます。-
FREQUENCYMINUTES
n
-
DDL履歴をパージする間隔(分)を設定します。デフォルトのパージ間隔は60分です。最小値は1、最大値は360です。
-
FREQUENCYHOURS
n
-
DDL履歴をパージする間隔(時間)を設定します。
Managerのメンテナンス・チェックの間隔を制御する方法の詳細は、CHECKMINUTESを参照してください。最小値は1、最大値は24です。
-
例
次の例では、過去3日間変更されなかったすべての行を保持し、少なくとも5日間変更されなかったときに削除します。パージ間隔は30分です。
PURGEDDLHISTORY MINKEEPDAYS 3, MAXKEEPDAYS 5, FREQUENCYMINUTES 30
親トピック: Managerパラメータ