データ・モデルのコンポーネント

データ・モデルでは、次のコンポーネントをサポートしています。

  • データ・セット

    データ・セットには、単一のデータソースからデータを取得するためのロジックを含めます。データ・セットを使用すると、各種のデータソース(たとえば、データベース、既存のデータ・ファイル、別のアプリケーションをコールするWebサービス、外部データ・プロバイダを指すURL/URIなど)からデータを取得できます。1つのデータ・モデルに、複数のデータソースからの複数のデータ・セットを含めることができます。

  • イベント・トリガー

    イベントをチェックするトリガーです。イベントが発生すると、トリガーはそのイベントに関連付けられたPL/SQLコードを実行します。データ・モデル・エディタでは、「データの前」と「データの後」のトリガーに加えて、スケジュール・トリガーもサポートされます。「データの前」や「データの後」のトリガーは1つのコールで構成されます。このコールは、Oracleデータベースに格納されているPL/SQLパッケージ内で定義された、一連の関数を実行するものです。スケジュール・トリガーは、スケジュールされたレポートに対して実行されます。このトリガーは、スケジュールされたレポート・ジョブを実行するかどうかを決定する条件が満たされているかどうかを調べます。

  • フレックスフィールド

    フレックスフィールドは、Oracle Applicationsに固有の構造体です。データ・モデル・エディタは、Oracle Applicationデータベースの表で定義したフレックスフィールド構造体からのデータの取得をサポートしています。

  • 値リスト

    値リストは、レポート利用者がレポートに渡すパラメータ値を選択できる値のメニューです。

  • パラメータ

    パラメータは、実行時に値を設定できる変数です。データ・モデル・エディタは、いくつかのパラメータ・タイプをサポートします。

  • バースティング定義

    バースティングとは、データを複数のブロックに分割し、それぞれのデータ・ブロックのドキュメントを生成して、そのドキュメントを1つ以上の宛先に配信するプロセスです。単一のバースティング定義で、レポート・データの分割、ドキュメントの生成、および指定した宛先への出力の配信の指示を与えることができます。

  • カスタム・メタデータ (Web Contentサーバー用)

    Webコンテンツ・サーバーを配信先として構成していて、カスタム・メタデータを有効にしている場合、カスタム・メタデータ・コンポーネントはデータ・モデル・エディタに表示されます。このコンポーネントを使用して、データ・モデルから、「コンテンツ・プロファイル」で定義されたルールのセットに対するカスタム・メタデータ・フィールドに、データ・フィールドをマップします。