テンプレートのデバッグ

テンプレートのプレビュー・ウィンドウで期待した結果が得られなかった場合は、Template Viewerを使用してトレース設定を有効にし、デバッグ・メッセージを表示して問題を解決できます。

XSL-FOプロセッサでのサンプル・データとテンプレートのマージ後に生成される、中間XSLファイルを保存および表示することもできます。すでにXSLを使用している場合は、Template Viewerのデバッグ機能をすぐに学習できます。

Template Viewerでテンプレートをプレビューしてログ・メッセージを表示するには:

  1. Template Viewerを開きます。

    Windowsデスクトップで 「スタート」メニューから、「プログラム」「Oracle BI Publisher Desktop」「Template Viewer」の順に選択します。

  2. 「参照」をクリックして、サンプル・データ・ファイルおよびテンプレート・ファイルを含む作業ディレクトリを選択します。データ・ファイルとテンプレート・ファイルは同じフォルダに置かれている必要があります。

  3. 「ファイル」タブで、適切なオプションを選択します。たとえば、.xslテンプレートをテストしている場合は「Excelテンプレート」を選択します。「データ」および「テンプレート」リージョンに、そのディレクトリ内に存在するデータ・ファイルとテンプレート・ファイルが表示されます

  4. 適切なデータ・ファイルおよびテンプレート・ファイルをクリックして、それらを選択します。

  5. ログ(デバッグ)レベルを選択します。

  6. サブテンプレートをテストする場合は、「スタイル・テンプレート・ファイル」フィールドでサブテンプレートを参照して指定します。

  7. 必要に応じて、「設定(デフォルト)」タブでレポート・パラメータを設定します。

  8. 「出力フォーマット」リストから、出力フォーマットを選択します。たとえば、「Excel」です。

  9. 「処理開始」をクリックします。

    Template Viewerにより、選択したデータと選択したマスター・テンプレートおよびサブテンプレートがマージされ、適切なビューアが作成されます。メッセージ・ボックスでログ・メッセージを確認します。

  10. 生成されたXSLを表示するには:

    1. データ・ファイルとテンプレート・ファイルを選択し、出力フォーマットとして「Excel」を選択します。

    2. 「ツール」「XSLファイルの生成元」「Excelテンプレート」の順に選択します。

    3. プロンプトが表示されたら、生成されたXSLファイルを保存します。

    4. 保存した場所に移動し、適切なビューアでXSLファイルを開きます。

PDF/A、PDF/XおよびPDF/UAフォーマットでのレポートの生成

テンプレート・ビューアでは、レポートをPDF/A、PDF/XおよびPDF/UAフォーマットで生成できます。

テンプレート・ビューアで、レポートをPDF/A、PDF/XおよびPDF/UAフォーマットで生成するには、次のようにします。
  1. ドキュメントにフォントを埋め込むようにフォント・ディレクトリを設定します。
  2. プロパティを設定してPDF/A出力を構成します。PDF/A出力用のキーと値のペアを追加します。
  3. PDF/AおよびPDF/X出力用のオプションのプロパティ設定を追加します。

フォント・ディレクトリの設定

テンプレート・ビューアのフォント・ディレクトリを設定する必要があります。

テンプレート・ビューアのフォント・ディレクトリを設定するには:
  1. c:\Program Files\Oracle\BI Publisher\BI Publisher Desktop\TemplateViewerディレクトリに移動します。
  2. 次のコマンドを実行します。
    java –j ar -DXDO_FONT_DIR="..\Template Builder for Word\fonts" tmplviewer.jar

PDF/A出力用のキーと値のペアの追加

PDF/A出力用のキーと値のペアを追加します

PDF/A出力用のキーと値のペアを追加するには:
  1. Template Viewerを開きます。
  2. Windowsデスクトップで「スタート」から、「プログラム」「Oracle Analytics Publisher Desktop」「Template Viewer」の順にクリックします。
  3. 「設定」タブ(デフォルト)に移動します。
  4. オプション:フォント・マッピングが含まれるxdo.cfg構成ファイルをロードします。
    フォント・マッピングを指定しない場合、デフォルトのフォントはTrueTypeです。
  5. 次のキーと値のペアを追加します。
    • pdfx-dest-output-profile-data:ICCプロファイル・データ・ファイルのファイル・パス

      PDF/Xの場合、ICCプロファイル・データ・ファイルはCMYKである必要があります。たとえば、Coated Fogra 39です。

    • pdfx-output-condition-identifier:ICCに登録された標準印刷条件のいずれか1つの名前

      たとえば、FOGRA39です。

PDF/AおよびPDF/X出力用のオプションのプロパティ設定の追加

PDF/AおよびPDF/X出力用のオプションのプロパティ設定を追加します。

PDF/AおよびPDF/X出力用のオプションのプロパティ設定を追加するには:
  1. Template Viewerを開きます。
  2. Windowsデスクトップで「スタート」から、「プログラム」「Oracle BI Publisher Desktop」「Template Viewer」の順にクリックします。
  3. 「設定」タブ(デフォルト)に移動します。
  4. オプション:フォント・マッピングが含まれるxdo.cfg構成ファイルをロードします。
    フォント・マッピングを指定しない場合、デフォルトのフォントはTrueTypeです。
  5. PDF/A出力について、必要なオプションのプロパティ設定を追加します。

    設定するPDF/Aプロパティ用のキーと値のペアを追加します。キーには、PDF/A出力のランタイム・プロパティを構成する方法に関するドキュメントに記載されている、PDF/Aプロパティの内部名を使用します。

  6. PDF/X出力について、必要なオプションのプロパティ設定を追加します。

    設定するPDF/Xプロパティ用のキーと値のペアを追加します。キーには、PDF/X出力のランタイム・プロパティを構成する方法に関するドキュメントに記載されている、PDF/Xプロパティの内部名を使用します。