イメージについて

イメージ・コンポーネントを使用すると、レイアウトにグラフィックを組み込むことができます。

Publisherでは、イメージを組み込むために次の方法がサポートされています。

  • 静的イメージ: レポート・ファイルに保存されている静的イメージをアップロードします。アップロードされたイメージ・ファイルは、グラフィック・ファイル・フォーマット(GIF、JPEG、PNGまたはBMP)のいずれかである必要があります。イメージ・ファイルのサイズを500 KBより大きくすることはできません。

  • 静的URL: イメージを格納するURLへの静的リンクを指定します。

  • 動的URL: データの要素にイメージURLを組み込みます。実行時に要素の値が評価され、イメージの動的挿入が可能になります。

  • コンテンツ・サーバーのイメージ:コンテンツ・サーバー(UCM)の動的イメージを、RTFテンプレートとXPTテンプレートに埋め込みます。管理者は、イメージが格納されるコンテンツ・サーバーへの接続を作成する必要があります。データ・モデルでは、コンテンツ・サーバーをデータソースとして使用する必要があります。

    制限事項:

    • XPTテンプレートでは、コンテンツ・サーバーの動的イメージは繰返しセクションでのみサポートされます。
    • XSLX出力形式では、コンテンツ・サーバーのイメージを含めることはできません。
    • コンテンツ・サーバー(UCM)からレンダリングするイメージのデフォルト・サイズは1MBです。
レイアウトにイメージを含めるには、次の手順を実行します。
  1. イメージ・コンポーネントをレイアウトにドラッグ・アンド・ドロップします。
  2. イメージの挿入」ダイアログで、イメージに対して次のソースのいずれかを指定します。
    • 場所」: 「参照」をクリックして、ローカルまたはマッピングされたドライブ上のイメージのファイル名およびディレクトリを指定し、イメージをアップロードします。

    • URL」: イメージを格納するURLを入力します。

    • フィールド:

      「イメージURL」: イメージへのURLを含むデータからフィールドを選択します。

      「代替テキスト」: データに、イメージの代替テキストが含まれるフィールドが組み込まれている場合は、そのフィールドを選択して、レポートをHTML形式で表示するときに代替テキストを表示します。

    次の図は、「イメージ」データ要素からイメージURLを動的に取得するために設定する「イメージの挿入」ダイアログを示しています。「名前」要素の値は、代替テキストとして使用されます。

  3. オプション: 次のいずれかの方法で、イメージのサイズを変更することもできます。
    • イメージの右下隅をドラッグします。イメージのサイズを変更するときに縦横比を維持するには、[Shift]キーを押しながら、隅をドラッグします。

    • 「プロパティ」ペインで幅と高さを変更します。

BLOBイメージの追加

RTFまたはXPTテンプレートにバイナリ・ラージ・オブジェクト(BLOB)イメージを追加できます。BLOBイメージにはRTFテンプレートを使用することをお薦めします。

XPTレイアウトにBLOBイメージを追加するには:
  1. データ列タイプをバイナリ・ラージ・オブジェクト(BLOB)として指定します。
  2. BLOB列にイメージを挿入し、イメージとして表示するBLOB列データ要素を選択します。
    複数のBLOBデータ行を表形式で追加するには、繰返しグループを使用します。レイアウト・グリッドを含めて表形式を作成し、レイアウト・グリッドにBLOB列を追加します。
  3. BLOBイメージの前の列に、引用符とともに"data:image/jpeg;base64,"と入力します。