レイアウト・グリッドの挿入

レイアウト・グリッドは、レイアウトを複数のセクションに分割する方法を提供します。

HTMLやWord文書の表と同様に機能し、フォームを作成したり、高度なレイアウトを実現することができます。レイアウト・グリッドを使用すると、レイアウト内の他のすべてのコンポーネントの正確な配置を制御できます。

レイアウト・グリッドを挿入するには:

  • レイアウト・グリッド・コンポーネントを選択して、設計領域にドラッグします。

次の図に、「レイアウト・グリッドの作成」ダイアログを示します。

ダイアログでグリッドの行数と列数を入力し、「OK」をクリックすると、次の図に示すように設計領域にグリッドが挿入されます。

レイアウト・グリッドについては次の点に注意してください。

  • グリッドの列は等間隔に配置されており、行のサイズのデフォルト値は、最小限のテキスト行数である1に設定されています。

  • レイアウト・グリッド・セルに対してはフォントのプロパティを設定できませんが(個別のコンポーネントのプロパティを使用してフォントのプロパティを設定します)、背景色と境界線のプロパティを設定できます。

  • グリッド・セルにコンポーネントを挿入すると、セル内にコンポーネントが収まるように自動的にサイズが調整されます。

  • 列の幅と高さを調整するには、マウス・ポインタを境界線上に配置して青色のバーをドラッグするか、または「プロパティ」ペインでグリッド列のプロパティを変更します。

  • グリッドは複数セルの結合をサポートしています。

  • グリッド内にグリッドを挿入できます。

  • Microsoft Wordと同様に、グリッドでは、ビジネス文書を作成するのに非常に便利なフロー・レイアウトを使用しています。パラグラフ全体またはブロック全体を占めていないコンポーネントは、上から下、左から右に配置されます。

境界線または背景色の追加

デフォルトでは、グリッド線は設計領域にのみ表示され、実行時には表示されません。完成したレポートにグリッド線を表示する場合は、グリッド・セルを選択して、「境界線の設定」コマンド・ボタンをクリックし、枠線ダイアログを起動します。

  • セルに背景色を追加するには、「背景色」コマンド・ボタンをクリックして、色ピッカーを起動します。

挿入オプションについて

レイアウト・グリッドを挿入するときに、追加の行または列を追加できます。

焦点となるレイアウト・グリッド・セルを選択して、次に示す適切なコマンド・ボタンをクリックします。

  • 「上に行を追加」

  • 「右側に列を追加」

  • 「下に行を追加」

  • 「左側に列を追加」

結合/結合解除オプションについて

セルを結合したり、セルの結合を解除できます。

セルを結合したり、セルの結合を解除するには:
  1. セルを結合するには:
    1. [Ctrl]キーを押しながら各グリッド・セルをクリックして、隣り合う複数のセルを選択します。
    2. 「結合」コマンド・ボタンをクリックします。
  2. セルの結合を解除するには、結合されているセルを選択して、「結合解除」ボタンをクリックします。

拡張および縮小オプションの追加

レポートをインタラクティブ・モードで表示する場合、レイアウト・グリッドを拡張および縮小して、グリッドのコンテンツの表示をトグルで切り替えることができます。グリッド・レベル(セル・レベルではない)では、拡張および縮小がサポートされているので、グリッドを適切に挿入できます。たとえば、レポートのレイアウトの上部にチャート、下部に表があり、チャートの表示を縮小する場合は、チャートを含むレイアウト・グリッドを1つ挿入し、表を含む1つ目のレイアウト・グリッドの下に2つ目のレイアウト・グリッドを挿入する必要があります。2つの行を持つ1つのグリッドを挿入しないでください。

  1. レイアウト・グリッドを選択します。
  2. プロパティ」ペインを開きます。
  3. 「インタラクティブ: 拡張/縮小」プロパティを「True」に設定します。次の図では、「プロパティ」ペインにこのオプションが表示されています。