ロケール選択ロジック

Publisherでは、ユーザーが選択したレポート・ロケールに基づいて翻訳が適用されます。

Publisherでは、最初にロケールに対応する名前のRTFテンプレートが照合され、次にロケールに対応する名前のXLIFFファイルが照合されます。言語-地域で完全に一致するものが見つからない場合は、言語のみで照合されます。

たとえば、基本テンプレートの名前がEmployeeTemplate.rtfのレポートがあり、選択されたロケールがフランス語(フランス)の場合、Publisherでは、次の階層に従って適用する翻訳が選択されます。

EmployeeTemplate.rtf (fr_FR)

EmployeeTemplate.xlf (fr_FR)

EmployeeTemplate.rtf (fr)

EmployeeTemplate.xlf (fr)

EmployeeTemplate.rtf (デフォルト)

この同じ翻訳セットで、選択されたロケールがフランス語(スイス)の場合は、EmployeeTemplate.rtf(fr)が適用されます。ここで、使用可能な翻訳が次のセットに限定されている場合を考えてみます。

EmployeeTemplate.rtf (fr_FR)

EmployeeTemplate.xlf (fr_FR)

EmployeeTemplate.rtf (デフォルト)

選択されたロケールがフランス(スイス)の場合は、EmployeeTemplate.rtf(デフォルト)が適用されます。言語が一致していても、ロケールが異なる場合は照合されません。

したがって、選択ロケールに関係なく、フランス語が選択言語のときにフランス語の翻訳が使用されることを保証するには、言語にのみ対応する名前を付けたrtfまたはxlfファイル(つまりEmployeeTemplate_fr.rtfまたはEmployeeTemplate_fr.xlf)を組み込む必要があります。