5 サード・パーティ・パッケージのインストール
Autonomous DatabaseのOracle Machine Learning Notebooksには、OML NotebooksセッションおよびOML4Py埋込み実行呼出し内で使用するためにサード・パーティPythonライブラリをconda環境にインストールするためのcondaインタプリタが用意されています。Condaは、サード・パーティPythonライブラリが含まれる環境の使用を可能にするオープンソースのパッケージおよび環境管理システムです。
管理者は、conda環境を作成し、管理者以外のユーザーがアクセスしてOML Notebooksセッションにロードできるパッケージをインストールします。conda環境は、OML4Py Python、SQLおよびREST APIで使用できます。
ノート:
- ADBに付属するOML機能には、顧客がconda機能を介してさらにサード・パーティ・ソフトウェアをインストールする必要はありません。
- conda機能を使用してサード・パーティ・ソフトウェアをインストールする場合、そのソフトウェアの脆弱性管理およびライセンス・コンプライアンスは、Oracleではなく、インストールした顧客側の責任となります。
トピック:
- Condaコマンド
このトピックでは、Autonomous Databaseで、conda環境の作成およびテスト中にADMINが使用する一般的なコマンドについて説明します。Condaは、サード・パーティPythonライブラリが含まれる環境の使用を可能にするオープンソースのパッケージおよび環境管理システムです。 - Conda環境を作成および保存するための管理タスク
OML Notebooksでは、ユーザーADMINは、環境の作成および削除、パッケージのインストールおよび削除など、OMLユーザーのconda環境のライフサイクルを管理できます。 - 使用可能なConda環境をダウンロードするためのOMLユーザー・タスク
ユーザーADMINがAutonomous Databaseのオブジェクト・ストレージに環境をインストールすると、OMLユーザーとして、ノートブックのPython段落および埋込み実行でその環境をダウンロード、アクティブ化および使用できるようになります。 - Embedded Python ExecutionでのConda環境の使用
このトピックでは、Embedded Python Execution用のSQLおよびREST APIでユーザー定義関数(UDF)を実行することによるconda環境の使用について説明します。