Linuxプラットフォームでのインストール
Oracleでは、AMD64 (Intel)およびAArch64アーキテクチャ上のLinux用にGraalVM Enterprise Editionディストリビューションを提供しています。Linux上のGraalVM Enterpriseは、他のJDKインストールに影響を与えることなく、現在のユーザーのアーカイブ(.tar.gz)から任意の場所にインストールできます。
AArch64ディストリビューションに関するノート
このディストリビューションは、AArch64 CPUアーキテクチャ用のOracle LinuxおよびRed Hat Enterprise Linux (RHEL)システムにインストールできます。
Linuxオペレーティング・システムにOracle GraalVM Enterprise Editionをインストールするには、次のステップを実行します:
-
Oracle GraalVMダウンロードに移動します。
-
「リリース・バージョン」ドロップダウンで適切なGraalVMエンタープライズ・バージョンを選択し、Javaバージョンに「11」、「17」または「19」、オペレーティング・システムに「Linux」、アーキテクチャに「amd64」または「aarch64」を選択します。
-
「GraalVM Enterprise JDK」ダウンロード・リンクをクリックします。ファイルをダウンロードする前に、ポップアップ・ウィンドウでOracleライセンス契約を受諾する必要があります。
-
ダウンロード・ボタンが有効になったら、それを押してダウンロードを開始します。
-
ディレクトリをGraalVM Enterpriseのインストール先に変更し、.tar.gzファイルをそのディレクトリに移動します。
- アーカイブを解凍します:
tar -xzf graalvm-ee-java<version>-linux-<architecture>-<version>.tar.gz - 複数のJDKをマシンにインストールできます。次のステップでは、ランタイム環境を構成します:
PATH環境変数がGraalVM Enterprisebinディレクトリを指すようにします:export PATH=/path/to/<graalvm>/bin:$PATHJAVA_HOME環境変数がインストール・ディレクトリに解決されるように設定します:export JAVA_HOME=/path/to/<graalvm>
- インストールが成功したかどうかを確認するには、
java -versionコマンドを実行します。
必要に応じて、Java IDEでデフォルトのJREまたはJDKのインストールとしてGraalVM Enterpriseを指定できます。
サポートされている機能
Linux用のGraalVM Enterpriseの基本ディストリビューションには、GraalVMコンパイラが有効になっているOracle JDKが含まれています。基本インストールは、次を使用してさらに拡張できます:
ツール/ユーティリティ:
- ネイティブ・イメージ – アプリケーションをネイティブ実行可能ファイルに事前にコンパイルするテクノロジ
- LLVMツールチェーン - GraalVMランタイムで実行可能なビットコードにネイティブ・プログラムをコンパイルするための一連のツールおよびAPI
言語ランタイム:
インストールを支援するために、GraalVMには、追加機能をインストールおよび管理するためのコマンドライン・ユーティリティであるGraalVMアップデータが含まれています。インストール・ステップに進み、前述の必要な言語ランタイムまたはユーティリティをGraalVMに追加します。
ノート: Python、RおよびRuby言語のランタイムは、GraalVM Enterprise Linux AArch64ディストリビューションでは使用できません。