ネイティブ・イメージ・ビルドの概要
native-imageコマンドの構文は次のとおりです:
native-image [options] <mainclass> [imagename] [options]: 現在の作業ディレクトリに<mainclass>クラスからネイティブ・バイナリをビルドします。クラスパスは、必要に応じて-cp <classpath>オプションで指定できます。ここで、<classpath>はコロン区切り(Windowsではセミコロン区切り)のディレクトリとjarへのパスのリストです。native-image [options] -jar jarfile [imagename] [options]: JARファイルからネイティブ・バイナリをビルドします。native-image [options] -m <module>/<mainClass> [imagename] [options]: Javaモジュールからネイティブ・バイナリをビルドします。
native-imageに渡されるオプションは、左から右に評価されます。
オプションは、次の3つのカテゴリに分類されます:
- イメージ生成オプション - 完全なリストについては、
native-image --helpを実行します - マクロ・オプション
- 非標準オプション - 非推奨サイクルによって変更される可能性があります。完全なリストについては、
native-image --help-extraを実行します。
native-imageツールのオプションの完全なリストについては、こちらを参照してください。
native-imageビルダーのグラフをダンプするオプションや、イメージの実行時にアサーションを有効にするオプションなど、ネイティブ・イメージ開発者にとって有用または必要と思われるエキスパート・レベルのオプションがあります。この情報は、ネイティブ・イメージのホスト型オプションと実行時オプションにあります。
その他の情報
GraalVMネイティブ・イメージを初めて使用する場合や、使用経験がほとんどない場合は、ネイティブ・イメージの基本を参照して、いくつかの重要な側面をよく理解してから先に進んでください。
その他の微調整およびnative-imageツールを適切に構成する方法は、ビルド構成を参照してください。
ネイティブ・イメージは、ネイティブ・バイナリのビルド時に進行状況および様々な統計を出力します。出力および様々なビルド・フェーズについてさらに学習するには、ビルド出力を参照してください。