サポート
使用可能なディストリビューション
GraalVM Enterpriseディストリビューションは、Oracle JDK 11、Oracle JDK 17およびOracle JDK 19に基づいています。GraalVM Enterpriseリリースには、すべてのOracle Javaクリティカル・パッチ・アップデート(CPU)が含まれ、これらは不具合および既知の脆弱性を修正するために定期的にリリースされます。
GraalVM Enterpriseは、x86 64ビット・システムのLinux、macOSおよびWindowsプラットフォーム、AArch64アーキテクチャのLinuxおよびmacOSで使用できます。プラットフォームに応じて、ディストリビューションは.tar.gzまたは.zipアーカイブとして提供されます。
動作保証プラットフォーム
GraalVM Enterprise 22.3で動作保証されているプラットフォームを次に示します:
オペレーティング・システム | バージョン | アーキテクチャ | インストレーション・ガイド |
---|---|---|---|
Oracle Linux | 7, 8, 9 | x64、AArch64 | インストレーション・ガイドfor Oracle Linux |
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) | 7, 8, 9 | x64 | インストレーション・ガイドfor Linux |
macOS | 11 (Big Sur)、12.4 (Monterey)、13.3 (Ventura) | x64、AArch64 | インストレーション・ガイドfor macOS |
Microsoft Windows | Server 2016、2019、2022 | x64 | インストレーション・ガイドfor Windows |
ノート: AArch64アーキテクチャのGraalVM Enterprise macOSディストリビューションは試験段階です。
試験段階の機能
Oracle GraalVM Enterprise Editionの機能は、完全サポートおよび試験段階として配布されます。
試験段階の機能は、将来のGraalVM Enterpriseバージョンに対して検討中です。これらは本番環境で使用することを想定されておらず、オラクル社によってサポートされていません。開発チームは試験段階の機能に関するフィードバックを歓迎しますが、試験段階の機能は最終版には含められない可能性があること、および本番対応と判断される前に大幅な変更が加えられる可能性があることに注意してください。
詳細は、GraalVM Enterprise EditionのOracle Technology Networkライセンス契約を確認してください。
次の表に、GraalVM Enterprise Edition 22.3でサポートされている機能および試験段階の機能をプラットフォーム別に示します。
機能 | Linux AMD64 | Linux AArch64 | macOS AMD64 | Windows AMD64 |
---|---|---|---|---|
ネイティブ・イメージ | サポート対象 | サポート対象 | サポート対象 | サポート対象 |
LLVMランタイム | サポート対象 | サポート対象 | サポート対象 | 試験段階 |
LLVMツールチェーン | サポート対象 | サポート対象 | サポート対象 | 試験段階 |
JavaScript | サポート対象 | サポート対象 | サポート対象 | サポート対象 |
Node.js | サポート対象 | サポート対象 | サポート対象 | サポート対象 |
Java on Truffle | サポート対象 | 試験段階 | 試験段階 | 試験段階 |
Python | 試験段階 | 使用不可 | 試験段階 | 使用不可 |
Ruby | 試験段階 | 試験段階 | 試験段階 | 使用不可 |
R | 試験段階 | 使用不可 | 試験段階 | 使用不可 |
WebAssembly | 試験段階 | 試験段階 | 試験段階 | 試験段階 |
ライセンスおよびサポート
Oracle GraalVM Enterprise Editionは、GraalVM Enterprise EditionのOracle Technology Networkライセンス契約に基づいて、アプリケーションの開発、テスト、プロトタイプ作成およびデモに対してライセンス供与されます。
本番環境で使用する場合、GraalVM Enterpriseは、24時間365日のOracle Premier SupportおよびMy Oracle Support (MOS)へのアクセスを含むOracle Java SE Subscriptionの一部として使用できます。
GraalVM Enterpriseは、本番デプロイメント用のJava LTSリリースのサポートに重点を置いています。詳細は、「GraalVM Enterpriseリリース・カレンダ」を参照してください。
Oracle JDK 17は、2年間の商用および本番使用が可能な新しいOracle No-Fee Terms and Conditions (NFTC)ライセンスで提供されますが、GraalVM Enterprise Editionライセンスは変更されないことに注意してください。