TruffleRubyのインストール
TruffleRubyをインストールするお薦めの方法は、Rubyマネージャ/インストーラを使用することです。スタート・ガイドを参照してください。
バイナリtarballを手動でダウンロードして解凍し、インストール後スクリプトを実行してTruffleRubyを$PATH
に追加することで、TruffleRubyをインストールすることもできます。このページでは、tarballのダウンロード後に必要なURLおよび追加のステップについて説明します。
依存性
TruffleRubyを正しく実行するには、TruffleRubyの依存性をインストールする必要があります。
Oracle GraalVMおよびGraalVM Community Edition
TruffleRubyおよびGraalVMには2つのバリアントがあります。
- 最高のTruffleRubyエクスペリエンスを提供するOracle GraalVM: 非常に高速で、メモリー効率が高くなります。
- 完全にオープンソースのGraalVM Community Edition。
Oracle GraalVMは、GraalVM Free Terms and Conditionsで入手できるOracleからのGraalVMディストリビューションです。
ダウンロード・リンク
ネイティブ・スタンドアロン
ネイティブ・スタンドアロンのリリースは、GitHubで入手できます。ネイティブ・スタンダロンは次のファイルです。
# Oracle GraalVM Native Standalone
truffleruby-VERSION-PLATFORM.tar.gz
# GraalVM Community Edition Native Standalone
truffleruby-community-VERSION-PLATFORM.tar.gz
開発ビルドも入手できます。
開発ビルド用のプラットフォームはここで使用可能ですが、これらのビルドは少し古い傾向があります。ネイティブ・スタンドアロンは、ファイルtruffleruby-community-dev-PLATFORM.tar.gz
です。
JVMスタンドアロン
ネイティブ・スタンドアロンのリリースは、GitHubで入手できます。JVMスタンドアロンは次のファイルです。
# Oracle GraalVM JVM Standalone
truffleruby-jvm-VERSION-PLATFORM.tar.gz
# GraalVM Community Edition JVM Standalone
truffleruby-community-jvm-VERSION-PLATFORM.tar.gz
開発ビルドも入手できます。JVMスタンドアロンは、ファイルtruffleruby-community-JVM-dev-PLATFORM.tar.gz
です。
ダウンロード後
tarballをダウンロードしたら、抽出します。抽出したディレクトリを$EXTRACTED_DIRECTORY
と呼びます。このディレクトリには、bin/truffleruby
、lib/truffle
などが含まれている必要があります。
その後、インストール後スクリプトを実行する必要があります。これは、Rubyのopenssl
C拡張機能をシステムのlibsslと連携させるために必要です。スクリプトのパスは次のとおりです:
$EXTRACTED_DIRECTORY/lib/truffle/post_install_hook.sh
その後、$EXTRACTED_DIRECTORY/bin
をPATH
に追加し、ruby
/gem
/bundle
/etcを使用できます。
RubyGems構成
また、TruffleRubyで正しいGEM_HOME
およびGEM_PATH
が使用されるように、GEM_HOME
およびGEM_PATH
が設定されていないことを確認する必要があります。詳細は、「RubyマネージャなしでのTruffleRubyの使用」を参照してください。