Linuxプラットフォームでのインストール

GraalVMは、x64およびAArch64アーキテクチャのLinuxで使用できます。GraalVMをLinuxにインストールできます:

適切なインストール・オプションを選択してください。

SDKMAN!

SDKMAN!でOracle GraalVMをインストールします:

sdk install java <version>-graal

GraalVM Community Editionをインストールするには、コマンドでディストリビューションをgraalからgraalceに変更します。

SDKMAN!では、JDKをインストールして簡単に切り替えることができます。次を実行して、インストールに使用できるGraalVMリリースを確認します:

sdk list java

アーカイブから

GraalVMを、他のJDKインストールに影響を与えることなく、現在のユーザーのアーカイブ(.tar.gz)から任意の場所にインストールします。

  1. GraalVMのダウンロード・ページに移動します。Javaバージョンと、オペレーティング・システムとしてLinux、アーキテクチャとしてx64またはaarch64を選択し、ダウンロードします。

  2. ディレクトリをGraalVMのインストール先に変更し、.tar.gzファイルをそのディレクトリに移動します。

  3. アーカイブを解凍します:
     tar -xzf graalvm-jdk-<version>_linux-<architecture>.tar.gz
    
  4. 複数のJDKをマシンにインストールできます。ランタイム環境を構成します:
    • JAVA_HOME環境変数の値をインストール・ディレクトリに設定します:
       export JAVA_HOME=/path/to/<graalvm>
      
    • PATH環境変数の値をGraalVM bin/ディレクトリに設定します:
       export PATH=/path/to/<graalvm>/bin:$PATH
      

インストールが成功したことを確認するには、java -versionコマンドを実行します。必要に応じて、Java IDEでデフォルトのJREまたはJDKインストールとしてGraalVMを指定できます。

スクリプト・フレンドリURL

スクリプト・フレンドリURLを使用すると、GraalVMをコマンドラインからダウンロードしたり、ダウンロードURLを使用してスクリプトおよびDockerfileで自動的にダウンロードできます。<version>および<architecture>は、JDKバージョンおよびaarch64またはx64アーキテクチャに置き換えてください。

# Download with wget
wget https://download.oracle.com/graalvm/<version>/latest/graalvm-jdk-<version>_linux-<architecture>_bin.tar.gz

# Download with curl
curl https://download.oracle.com/graalvm/<version>/latest/graalvm-jdk-<version>_linux-<architecture>_bin.tar.gz

# Download from archive
curl https://download.oracle.com/java/<version>/archive/jdk-<version>_linux-<architecture>_bin.tar.gz

その他のインストール・オプションについては、GraalVMのダウンロード・ページを参照してください。

Linuxでのネイティブ・イメージの前提条件

ネイティブ・イメージは、ローカル・ツールチェーン(Cライブラリ、glibc-develzlibgccまたはlibstdc++-static (あるいはそのすべて)のヘッダー・ファイル)に依存します。これらの依存性は、Linuxマシン上のパッケージ・マネージャを使用してインストールできます(まだインストールされていない場合)。

Oracle Linuxでは、yumパッケージ・マネージャを使用します:

sudo yum install gcc glibc-devel zlib-devel

一部のLinuxディストリビューションでは、さらにlibstdc++-staticが必要な場合があります。オプションのリポジトリ(Oracle Linux 7ではol7_optional_latest、Oracle Linux 8ではol8_codeready_builder、Oracle Linux 9ではol9_codeready_builder)が有効になっている場合、libstdc++-staticをインストールできます。

Ubuntu Linuxでは、apt-getパッケージ・マネージャを使用します:

sudo apt-get install build-essential zlib1g-dev

その他のLinuxディストリビューションでは、dnfパッケージ・マネージャを使用します:

sudo dnf install gcc glibc-devel zlib-devel libstdc++-static