Oracle GraalVM
サポート・ロードマップ
Oracle GraalVMのこのサポート・ロードマップは、メンテナンスやサポートのオプションと、関連するタイムラインを把握するのに役立ちます。
このロードマップの内容:
オラクル社のお客様とは、アクティブな(1) Oracle Java SE SubscriptionおよびOracle Java SE Desktop Subscription (サブスクリプションにはOracle GraalVMの資格が含まれます)、(2) Oracle Cloud Infrastructure Subscription (Oracle Cloud Infrastructureのサブスクライバは、サポートも含め、Oracle GraalVMを無償で使用できます)を所有しているお客様です。
個人、開発およびその他のユーザーとは、Oracle Technology Network License Agreement GraalVM Enterprise Edition Including License for Early Adopter Versionsに基づいて、GraalVMを使用するユーザーです。
すべてのユーザーとは、GraalVM Free Terms and Conditions (GFTC) Including License for Early Adopter Versionsに基づいて、Oracle GraalVM for JDK 17以降を使用するユーザーです。
Oracle GraalVMの製品リリース
2023年6月以降、オラクル社は、GraalVM Free Terms and Conditions (GFTC) including License for Early Adopter Versionsに基づいてOracle GraalVMを提供しています。GFTCは、「License for Early Adopter Versions」を含むライセンスの条件に従うことを条件に、商業活動や生産に従事するユーザーなど、すべてのユーザーに対し使用を許可することを目的としています。再配布は有料でない限り許可されます。Oracle GraalVMライセンスの詳細は、「Oracle Java SEライセンスに関するFAQ」を参照してください。
サポート・タイムライン
Oracle GraalVM
次に示す日付が適用されるのは、商用サポート対象で、オラクル社のお客様が使用できるOracle GraalVMのリリースのみです。
| リリース | 一般提供日 | Premier Support期限 | サポート延長期限 | Sustaining Support |
|---|---|---|---|---|
| Oracle GraalVM Enterprise Edition 20 (LTS) | 2020年2月 | 2025年2月 | 適用外 | 無期限 |
| Oracle GraalVM Enterprise Edition 21 (LTS) | 2021年1月 | 2026年10月 | 2029年7月 | 無期限 |
| Oracle GraalVM Enterprise Edition 22 (非LTS) | 2022年1月 | 2024年4月 | 適用外 | 無期限 |
| Oracle GraalVM for JDK 17 (LTS) | 2023年6月 | 2026年9月 | 2029年9月 | 無期限 |
| Oracle GraalVM for JDK 21 (LTS) | 2023年9月 | 2028年9月 | 2031年9月 | 無期限 |
| Oracle GraalVM for JDK 23 (非LTS) | 2024年9月 | 2025年3月 | 適用外 | 無期限 |
| Oracle GraalVM for JDK 24 (非LTS) | 2025年3月 | 2025年9月 | 適用外 | 無期限 |
| Oracle GraalVM for JDK 25 (LTS) | 2025年9月 | 2030年9月 | 2033年9月 | 無期限 |
GraalJS、GraalWasm、Espresso
GraalJS、GraalWasm、Espressoのサポート・タイムラインは、商用サポート対象のOracle GraalVMのリリースと同じです。
GraalPy
GraalPy言語ランタイムは、Pythonのアップストリーム・リリースによって異なります。つまり、バグ修正のサポートは通常、Oracle GraalVM LTSリリースの終了日より前に終了します(Oracle GraalVMのサポート・ロードマップを参照)。Oracle GraalVM機能リリースでは、サポートは6か月で終了します。Pythonのアップストリーム・サポート日付の詳細は、「Python release cycle」を参照してください。
| GraalPyリリース | Pythonのアップストリーム・リリース | サポート期限 |
|---|---|---|
| 24.1.0 (非LTS) | 3.11 | 2025年3月 |
| 24.2.0 (非LTS) | 3.12 | 2025年9月 |
| 25.0.0 (LTS) | 3.12 | 2028年10月 |
JavaFX
JavaFXはオープン・ソース化され、JDKに含まれる形ではなく、スタンドアローン・ライブラリとして利用できるよう再設計されました。JDK 11以降、JavaFXはOracle GraalVMに含まれません。Oracle GraalVM Enterprise Edition 21のJDK 8におけるJavaFXのサポートは、2025年3月まで継続されます。
サポートされる構成
| 言語ランタイム | リリース | JDKリリース |
|---|---|---|
| GraalJS GraalPy GraalWasm Espresso |
24.1.0 | Oracle GraalVM for JDK 23 (非LTS) Oracle GraalVM for JDK 21 (LTS) Oracle JDK 23 (非LTS) Oracle JDK 21 (LTS) [1] |
| 24.2.0 | Oracle GraalVM for JDK 24 (非LTS) Oracle GraalVM for JDK 21 (LTS) Oracle JDK 24 (非LTS) Oracle JDK 21 (LTS) [1] |
|
| 25.0.0 | Oracle GraalVM for JDK 25 (LTS) Oracle GraalVM for JDK 21 (LTS) Oracle JDK 25 (LTS) Oracle JDK 21 (LTS) [1] |
[1] Oracle JDK 21 (LTS)にはGraal JITコンパイラが含まれていないため、インタプリタのパフォーマンスに制限されます。