ユーザー・アカウントについて

Oracle Enterprise ManagerをAutonomous Database用に使用するには、特定の管理者アカウントが必要です。

次の表に、Oracle Enterprise Manager管理者アカウントと、これらのアカウントを割り当てられたユーザーが実行できるAutonomous Database関連のタスクを示しますOracle Enterprise Managerで管理者を作成する方法の詳細は、Oracle Enterprise Manager Cloud Controlスタート・ガイドのロールと管理者の作成を参照してください。

管理者アカウント	タスク
スーパー管理者(sysman)	これはOracle Enterprise Managerのスーパー管理者であり、Oracle Enterprise Managerのデプロイ時にデフォルトで作成されます。 Autonomous Databaseに固有で、スーパー管理者は次の操作を実行できます。 Oracle Enterpriseデータベース管理者のユーザー・アカウントを作成します。 Autonomous Databaseを管理する権限を付与します。
データベース管理者	データベース管理者は、スーパー管理者によって作成および割り当てられ、データベースへの完全なアクセス権を持ち、データベースに対して任意の操作を実行できます Autonomous Databaseに固有で、データベース管理者は次の操作を実行できます。 Autonomous Databaseを検出または削除します。 Autonomous Databaseを監視します。 Oracle Enterprise Manager Cloud Controlセキュリティ・ガイドのデータベース管理者アカウントの作成を参照してください。

2つのOracle Enterprise Manager管理者アカウントの他にも、次の表に示したユーザー・アカウントが必要です。このアカウントは、Autonomous Databaseの作成時に作成されます。

ユーザー・アカウント	タスク
データベース管理ユーザー(Admin)	これは、Autonomous Databaseのスーパーユーザーです。リアルタイムのデータベース管理に必要です。 ノート: Adminユーザーはモニタリング・タスクも実行できますが、モニタリングにはモニタリング・ユーザー(adbsnmp)アカウントの使用をお薦めします。
モニタリング・ユーザー(adbsnmp)	このユーザーは、Oracle Cloud InfrastructureにAutonomous Databaseを作成したときにデフォルトで作成されます。このアカウントはデフォルトでロックされており、Oracle Enterprise ManagerまたはSQLクライアントを使用してパスワードをリセットおよびロック解除できます。 adbsnmpユーザーは次のことができます。 Oracle Enterprise ManagerでのAutonomous Databaseの検出。 Autonomous Databaseのメトリックの収集。 「パフォーマンス概要」ページでデータを表示します。 ノート: Oracle Enterprise ManagerをAutonomous Database用に使用するには、adbsnmpユーザー・アカウントに次の権限が必要です。 grant connect to adbsnmp; grant select_CATALOG_ROLE to adbsnmp; grant select any dictionary to adbsnmp; adbsnmpユーザー・アカウントはデフォルトでロックされており、alter user adbsnmp account unlock;を使用してロック解除する必要があります。