list

リソース・データをリストします。表示される行の最大数は、OMSプロパティoracle.sysman.core.dataservice.max_fetch_rowsにより制御されます。プロパティが設定されていない場合、デフォルト値は、2000です。

書式

emcli list
        [-help]
        [-resource="list_resource_name"]
        [-columns="column_options"]
        [-colsize="column_sizes"]
        [-search="search_options"]
        [-bind="bind_parameters"]
        [-sql='<sql statement>']
        [-script | -format=
                    [name:<pretty|script|csv>];
                    [column_separator:"column_sep_string"];
                    [row_separator:"row_sep_string"];
        ]
        [-noheader]

[ ]  indicates that the parameter is optional

オプション

  • help

    すべてのリソース名とそれらの説明をリストします。このオプションを次の-resourceオプションと組み合せて使用すると、リソースに関するさらに詳細な情報が表示されます。

  • resource

    データ表示の対象となるリソースの名前です。表示列名と検索属性名は、すべてのEM CLI list -resourceコマンドで異なります。-help属性を使用して、特定のリソース・タイプのすべての列名(検索属性名)および表示名の完全なリストを取得します。

  • columns

    次に示すとおり、列をカンマで区切って指定します。

    -columns="colname,colname,colname"
    

    例:

    -columns="COL1,COL3,COL5"
    

    次に示すとおり、カラムのサイズと幅を指定します。サイズを指定する場合は、列の後ろにコロンを付記し、その後に指定します。

    -columns="colname:colsize,colname,colname"
    

    例:

    -columns="COL1:30,COL3,COL5"
    
  • colsize

    列幅を変更します。ほとんどのリソース列には、デフォルトの幅がいくつか用意されています。このオプションを使用すると、これらを上書きできます。例: -colsize="col1:30,col2:5"

  • search

    複数の検索オプションを指定できます。使用方法は、-search=[ColumnName Operator 'Value', ColumnName Operator 'Value']です。検索値は、nullまたはnot nullを検索しないかぎり、引用符で囲む必要があります。

    サポートされている演算子は次のとおりです。

    = !+ > < >= <= like

    このオプションは、is nullおよびis not nullもサポートします。

  • bind

    特別な入力を必要とするリソースに対して使用します。使用方法は、-bind="名前 演算子 値"です。

  • sql

    ビューに対する任意のSQLを指定します。この問合せは、MGMT_VIEWユーザーとして実行されます。-sqlオプションを使用してユーザー定義SQLを実行するには: emcli list -sql='select * from mgmt$target'

  • script

    デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を変更して、これらのデフォルトを変更できます。

  • format

    書式指定(デフォルトは-format="name:pretty")。

    • format="name:pretty"は、スクリプトによる解析を目的としない読取り可能な書式で出力表を出力します。

    • format="name:script"は、デフォルトの列セパレータをタブに、デフォルトの行セパレータを改行に設定します。列および行セパレータの文字列を指定して、これらのデフォルトを変更できます。

    • format="name:csv"は、列セパレータをカンマに、行セパレータを改行に設定します。

    • format=column_separator:"column_sep_string"は、verb出力の列を<column_sep_string>で区切ります。行は改行で区切られます。

    • row_separator:"row_sep_string"は、verb出力の行を<row_sep_string>で区切ります。行はタブ文字で区切られます。

  • noheader

    列見出しのない表形式の出力を表示します。

出力

スクリプト・モードで実行されると、容易に解析できるJSON出力を返します。

終了コード:

  • 0 — 正常終了。

  • 1 — リスト・サービスはリクエストの処理に失敗しました。

これらの例は、すべてのリソース名をリストします。

例1 - コマンドライン形式

emcli list -help

例2 - スクリプトおよび対話形式

list (help)

これらの例は、Administratorsリソースの列情報をリストします。また、ユーザーが検索できる列もリストします。

例3 - コマンドライン形式

emcli list 
     -help
      -resource=Administrators

例4 - スクリプトおよび対話形式

list 
     (help
     ,resource=Administrators)

例5 - 検索

list(resource="NamedCredentials",
  search=[searchColumn + " like '" + mySearchPattern + "'", "CredOwner='SYSMAN'"]
例6 - -helpを使用したすべてのリソース名のリスト
emcli list -help -resource=Roles
結果:
Name : Roles
Description : Lists all EM Roles
Column Name Description Searchable
ROLE_NAME Name Yes
ROLE_TYPE Type Yes
EXTERNAL_ROLE_NAME External Role Yes
DESCRIPTION Description Yes
PRIVATE_ROLE Private Role Yes
例7 SQL
emcli list 
-sql='select target_name, target_type,host_name from mgmt$target' 
-columns='TARGET_NAME:60,target_type:30,host_name:40'