Oracle DBSATコンプライアンス標準の前提条件

Oracle DBSATをコンプライアンス標準としてデプロイするために必要な前提条件のリストを次に示します。

  • 現在、Oracle DBSATコンプライアンス標準はOracle Red Hat Linux 7以上でのみ使用可能です。
  • DBSAT標準は、同じホストOSで実行されているEMエージェントによって監視されているデータベース・ターゲットに関連付ける必要があります。
  • Oracle DBSATのコンプライアンス標準では、単一インスタンスおよびCDBに対して最小バージョンのOracle Enterprise Manager 13cリリース5更新5 (13.5.0.5)が必要です。PDBおよびRACデータベースには、Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新22 (13.5.0.22)が必要です。
  • 機密データ・アセスメント・レポートを使用するには、Oracle Enterprise Manager 13リリース5更新11 (13.5.0.11)が必要です。
  • Oracle DBSATコンプライアンス標準では、EMエージェントによってモニターされるデータベース・ターゲットにPERLがインストールされている必要があります。
    1. PERLがインストールされていることを確認します。
      perl -v

      ノート:

      EMによってモニターされるデータベース・ターゲットにPERLがすでにインストールされている場合、これ以上のアクションはありません。
    2. PERLモジュールをインストールするには、次のコマンドを使用します。
      sudo yum -y install perl-DBI
      sudo yum install -y perl-XML-XPath
      正しくインストールされた場合は、次のメッセージが表示されます。
      Loaded plugins: langpacks, ulninfo Package perl-DBI-1.627-4.el7.x86_64 already installed and latest version
      Loaded plugins: langpacks, ulninfo Package perl-XML-XPath-1.13-22.el7.noarch
  • Enterprise Managerに統合されたDBSATを使用した統合レポートでは、Pythonのインストールが必要になります。
    1. Pythonをサーバーに解凍します:
      yum install -y zip unzip python
    2. インストールされているPythonのバージョンを確認します。2.7.5以上である必要があります:
      python -V
      インストールされているバージョンが返されます:
      
      Python 2.7.5
  • DiscovererをDBSATとともに使用する場合は、Java 8 JDK環境が必要です。次のコマンドを使用して、JAVA_HOME環境変数を設定する必要があります:
    JAVA_HOME=/u01/jdk1.8.0_181

DBSATツールの前提条件の詳細は、「Oracle Database Security Assessment Toolの前提条件」を参照してください。