7 グローバル・データ・サービス
この章では、グローバル・データ・サービスのメトリックに関する情報を提供します。
グローバル・データ・サービス(GDS)では、共有サービスを提供する一連のレプリケート・データベースに動的ロード・バランシング、フェイルオーバーおよびサービスの集中管理を提供します。この章の項では、次のGDSターゲットで使用可能なメトリックに関する情報を提供します。
- グローバル・サービス・マネージャ
- グローバル・データ・サービスのプール
グローバル・サービス・マネージャ
この項では、グローバル・サービス・マネージャ・ターゲットで使用可能なメトリック・カテゴリに関する情報を提供します。
グローバル・サービス・マネージャは、サービス・レベルのロード・バランシング、フェイルオーバー、およびGDS構成内のサービスの集中管理を提供する、GDSのセントラル・ソフトウェア・コンポーネントです。
シャード・グローバル・サービスのパフォーマンス
このカテゴリのメトリックは、シャード・グローバル・サービスのパフォーマンス詳細を報告します。
このメトリックはデフォルトで無効になっており、Oracle Enterprise Managerコンソールまたはモニタリング・テンプレートを使用して有効にできます。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 |
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12c以上 | 15分ごと |
メトリック名 | 説明 | 単位 |
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平均アクティブ・セッション | 実時間中のDB時間の比率。 | なし |
サービス時間(m/s) | 1ユーザー・コール当たりにかかった平均時間。 | ミリ秒 |
スループット(コール/秒) | 1秒当たりのユーザー・コールの数 | 操作数/秒 |
グローバル・データ・サービスのプール
この項では、グローバル・データ・サービス・プール・ターゲットで使用可能なメトリック・カテゴリに関する情報を提供します。
グローバル・データ・サービスのプールは、GDS構成内の各データベースの名前付きサブセットであり、一意のグローバル・サービス・セットを提供し、同じ管理ドメインに属しています。GDS構成データベースを各プールにパーティション化すると、サービス管理が簡素化され、かつ、各プールを異なる管理者が管理できることによって、セキュリティが向上します。
グローバル・サービスのステータス
この項では、グローバル・サービスのステータス・カテゴリのメトリックに関する情報を提供します。
ターゲット・バージョン | 評価および収集頻度 |
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12c以上 | 5分ごと |
メトリック名 | 説明 | 単位 |
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優先データベース | サービスを実行するインスタンスの優先リスト。サービスにロールが指定されている場合は、GDS構成のロールに一致するすべてのインスタンスが優先とみなされます。 | なし |
実行中のデータベース | サービスが実行されているインスタンス。 | なし |
サービス名 | グローバル・サービス名 | なし |
サービスのステータス | 実行されているインスタンスおよび優先インスタンスに基づくグローバル・サービスのステータス。
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なし |