アラート・メッセージのカスタマイズ
メトリックのしきい値に到達すると、メトリック固有のメッセージと一緒にアラートが生成されます。これらのメッセージは、一般的なメトリック・アラート条件に対処するように書き込まれます。Enterprise Managerリリース12.1.0.4以降では、モニター対象環境固有の要件に合うようにこれらのメッセージをカスタマイズできます。
アラート・メッセージをカスタマイズして、モニタリングのニーズに合うようにメッセージを変更できます。メッセージを変更して、データ・センターで使用されるITエラー・コードなど、環境固有の操作コンテキストを含めたり、Enterprise Managerによって収集される次の情報を追加したりすることができます。
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アラートがトリガーされたメトリック名
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アラートまたは違反の重大レベル
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警告違反またはクリティカル違反がトリガーされたしきい値
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アラートがトリガーされた後の発生数
メトリック値の急上昇による間違ったアラートを防止するために、「発生数」は、アラートがトリガーまたはクリアされる前に収集されるメトリック値の期間がしきい値を超えるか超えないかを決定します。たとえば、メトリック値が5分ごとに収集され、「発生数」が6に設定されている場合、(連続的に収集される)メトリック値は、アラートがトリガーされるまで、30分間のしきい値を超えている必要があります。また、アラートがトリガーされた後は、アラートがクリアされるまで同じメトリック値が同じ発生数のしきい値を下回っている必要があります。サーバーで生成されたアラートの場合、評価頻度はOracle Database内部で判断されます。詳細は、Oracle Databaseサーバー生成アラートに関するOracle Databaseのドキュメントを参照してください。
アラート・メッセージをカスタマイズすると、メッセージが使いやすくなり、アラートの管理効率が向上します。
メトリック・アラート・メッセージをカスタマイズするには: