APIの概要

Oracle Enterprise ManagerのREST APIでは、コア・フレームワーク・サブシステムを管理できるようにするRESTエンドポイントが提供されます。

REST API変更ログ

REST API Enterprise Managerリリース・バージョン
  • Zero Data Loss Recovery Appliance (ZDLRA)管理REST API: アーカイブ・バックアップのフリート作成APIを使用して、保護ポリシー内のすべての保護されたデータベースのアーカイブ・バックアップを作成できるようになりました。これらのAPIでは、リカバリ・アプライアンスでZDLRA管理パックを有効にする必要があります。
  • データベース・バックアップ管理REST API: バックアップの構成およびスケジュールAPIを使用して、リカバリ・アプライアンスのデータベース・フリートのバックアップを構成およびスケジュールしたり、バックアップをOCIオブジェクト・ストレージに送信できるようになりました。リカバリ・アプライアンスにバックアップするこれらのAPIでは、リカバリ・アプライアンスでZDLRA管理パックを有効にする必要があります。
  • フリート・メンテナンスREST API: Exadataインフラストラクチャのパッチ適用を実行できるようになりました。これらのAPIでは、Exadata管理パックが必要です。
Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新23 (13.5.0.23)
  • ライフサイクル・メンテナンス履歴のREST API:

    フリート・メンテナンスでのデータベース更新およびアップグレードのパッチ適用履歴の表示およびエクスポートのサポート:

    • ライフサイクル・メンテナンス履歴の取得
    • ライフサイクル・メンテナンス履歴のエクスポート
    • ご使用の環境のデータ保持ポリシーによって、フリート・メンテナンスで更新およびアップグレードの履歴を遡って表示できる期間が決まります。
Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新21 (13.5.0.21)
  • フリート・メンテナンスREST API: イメージ・バージョンの取得APIには、ベースとなるリリース・バージョン番号が表示されます。
Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新20 (13.5.0.20)
  • フリート・メンテナンスREST API:

    SANストレージのサポート:

    • イメージの作成(SANストレージからイメージ・バンドルをインポート)
    • イメージのエクスポート
    • 操作の実行 - イメージ・アーカイブのSANストレージの場所を指定するために、デプロイ・リクエスト・ペイロードで新しいフィールドexternalStageLocationが使用可能になりました

    FPPサーバーでのイメージ・バージョンの作成のサポート:

    • 参照Oracle Homeのパッチ適用から
    • 新しい参照Oracle Homeパッチ適用のデプロイ
    • 新しい参照Oracle Homeパッチ適用をデプロイして、既存のバージョンから
Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新19 (13.5.0.19)
  • 資格証明の管理 - モニタリング資格証明および優先資格証明を作成および管理するためのサポート
  • ターゲット・タイプ - ターゲット・タイプの資格証明セットを作成リスト変更削除詳細の指定および検索するためのサポート
  • フリート・メンテナンス - ゴールド・イメージ・バージョンの作成、ロールバックDBのreportOnlyオプションのサポート、バージョン作成リクエスト・ペイロードのstorageDestinationに置き換えられたimageTypeおよびcreationType入力、デプロイ操作REST APIのIS_REDEPLOYフラグのサポート
Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新18 (13.5.0.18)
  • メトリック(metricTimeSeriesの新しい問合せパラメータ)
Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新17 (13.5.0.17)
  • ZDLRA管理
  • データベース・メンテナンス - 更新(パッチ適用)とアップグレード
  • データベース・メンテナンス - Oracle Fleet Patching and Provisioning (FPP)の使用
  • デプロイメント・プロシージャ(データベース・メンテナンス・アクティビティの追跡および管理)
Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新15 (13.5.0.15)
  • 資格証明管理
  • デプロイメント・プロシージャ
Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新14 (13.5.0.14)
  • ターゲット(現在はCRUDを含む)
  • グローバル・ターゲット・プロパティ
  • ターゲット・タイプ
Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新13 (13.5.0.13)
  • ユーザー管理
Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新9 (13.5.0.9)
  • インシデントおよびイベント
  • メトリック
  • ターゲット
Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新7 (13.5.0.7)
INITIAL RELEASE Oracle Enterprise Manager 13cリリース5更新7 (13.5.0.7)

用語

  • アソシエーションとは、2つのターゲットの間の関係です。たとえば、ホスト・ターゲットがWebサーバー・ターゲットを使用してそれに依存する場合は、そのWebサーバーとそのホストの間にアソシエーションを作成する必要があります。

  • イベントとは、管理対象ターゲットでの重要な事象であり、通常は、Enterprise Managerによって管理されている環境で正常動作条件以外で何かが起こったことを意味します。たとえば、ターゲットが停止していることが検出された場合や、そのパフォーマンス・メトリックが指定しきい値を超えた場合にイベントが発生します。イベントの詳細は、Cloud Controlの管理を参照してください。

  • グループとは、ご使用の環境内のターゲットを編成、管理および問合せるための効率的な方法です。グループには、静的グループと動的グループという2つのタイプがあります。静的グループには、ユーザーが管理するターゲットのリスト(内容は固定)が含まれています。動的グループには、同様のリストが含まれていますが、その内容は、ユーザーが指定したフィルタに基づいて動的に計算されます。

  • インシデントとは、お客様のビジネス・アプリケーションに影響を与える可能性があるために管理する必要がある、重要なイベント、または関連する重要なイベントのセットです。これらのインシデントは、通常、追跡され、適切な人員が割り当てられ、できるだけ早く解決する必要があります。これらのインシデント管理操作は、インシデント・マネージャを使用して実行します。インシデントの詳細は、Cloud Controlの管理を参照してください。

  • メトリックとは、ターゲットをどのように評価するかです。メトリックは、構成メトリックとパフォーマンス・メトリックという2つの主要なカテゴリに分類されます。構成メトリックは、ホスト・オペレーティング・システムのバージョンなど、あまり変化することのない、ターゲットに関するデータを表します。パフォーマンス・メトリックは、ホストのCPU使用率(%)など、急速に変化する可能性がある、ターゲットに関する動的データを表します。

  • ターゲットとは、データベース、ホストまたはアプリケーション・サーバーなどのモニター対象リソースを表します。Enterprise Managerは、ターゲットごとに構成、可用性およびパフォーマンスのメトリックを収集し、様々なターゲットの間のアソシエーションを定義してそれらの関係を表します。

  • ターゲット・タイプとは、モニター対象リソースの特性を示します。