22.1 ADD_FILTERプロシージャのシグネチャ1
このプロシージャは、レポートIDを使用して、対話グリッドにフィルタを作成します。
ノート:
ページ・レンダリング・プロセスでこのプロシージャを使用すると、レポートのダウンロード問題(CSV、HTML、電子メールなど)が発生します。ユーザーがレポートをダウンロードすると、対話グリッドでは、REQUEST値のダウンロード形式でページがリロードされます。対話グリッドの設定の変更(フィルタの追加やレポートのリセットなど)は、Ajaxリクエストで実行されます。したがって、ダウンロード・データがユーザーが参照しているレポート・データと一致しないことがあります。このため、ページ発行プロセスでのみこのプロシージャを使用することをお薦めします。
                     
構文
APEX_IG.ADD_FILTER(
    p_page_id           IN NUMBER,
    p_region_id         IN NUMBER,
    p_filter_value      IN VARCHAR2,
    p_column_name       IN VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_operator_abbr     IN VARCHAR2 DEFAULT NULL, 
    p_is_case_sensitive IN BOOLEAN  DEFAULT FALSE,
    p_report_id         IN NUMBER   DEFAULT NULL );パラメータ
表22-1 ADD_FILTERプロシージャのシグネチャ1のパラメータ
| パラメータ | 説明 | 
|---|---|
| 
 | 対話グリッドを含む、Application Expressのカレント・アプリケーションのページ。 | 
| 
 | 対話グリッド・リージョン(ID)。 | 
| 
 | フィルタ値。この値は、演算子 | 
| 
 | フィルタ処理されるレポートSQL列名または列の別名。 | 
| 
 | フィルタ・タイプ。有効な値は次のとおりです。 EQ = 等しい NEQ = 等しくない LT = 次より小さい LTE: より小さいか、等しい GT = より大きい GTE = 以上 N = Null NN = NULLではない C = 含む NC = 含まない IN = SQL In演算子 NIN = SQL Not In演算子 | 
| 
 | 行検索フィルタの大/小文字の区別。この値は、 
 | 
| 
 | カレント・アプリケーション・ページで保存したレポートID。 | 
例1
次の例に、ADD_FILTERプロシージャを使用して、カレント・アプリケーションのページ1、リージョン3335704029884222でレポートIDが901029800374639010の対話グリッドをDEPTNOが30でフィルタ処理する方法を示します。
BEGIN
    APEX_IG.ADD_FILTER(
        p_page_id           => 1,
        p_region_id         => 3335704029884222,
        p_filter_value      => '30',
        p_column_name       => 'DEPTNO',
        p_operator_abbr     => 'EQ', 
        p_report_id         => 901029800374639010);
END;例2
次の例に、ADD_FILTERプロシージャを使用して、カレント・アプリケーションのページ1、リージョン3335704029884222でレポートIDが901029800374639010の対話グリッドを大/小文字を区別した単語'Salary'を含む行でフィルタ処理する方法を示します。 
                  
BEGIN
    APEX_IG.ADD_FILTER(
        p_page_id           => 1,
        p_region_id         => 3335704029884222,
        p_filter_value      => 'Salary', 
        p_is_case_sensitive => true, 
        p_report_id         => 901029800374639010);
END;親トピック: APEX_IG