24.7 MD5_HIDDENファンクション
このファンクションは、ロストした更新の検出に使用します。ロストした更新の検出によって、データに同時にアクセスできる複数のアプリケーションのデータの整合性が保証されます。
このファンクションは、最大50個の入力値に基づいたMD5チェックサムを値として持つ非表示のフォーム・フィールドを生成します。APEX_ITEM.MD5_HIDDENでも、Oracle DatabaseのDBMS_CRYPTOを使用して、MD5チェックサムが生成されます。 
                  
UTL_RAW.CAST_TO_RAW(DBMS_CRYPTO.MD5())
MD5チェックサムでは、データがネットワークを介して転送される際に、ハッシュやシーケンスによってデータ整合性が確保され、データが改ざんまたは盗用されていないことが保証されます。
構文
APEX_ITEM.MD5_HIDDEN(
    p_idx       IN    NUMBER,
    p_value01   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_value02   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_value03   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    ...
    p_value50   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL,
    p_col_sep   IN    VARCHAR2 DEFAULT '|',
    p_item_id   IN    VARCHAR2 DEFAULT NULL)
    RETURN VARCHAR2;
パラメータ
表24-7 MD5_HIDDENのパラメータ
| パラメータ | 説明 | 
|---|---|
| 
 | 生成されるフォーム要素を示します。たとえば、1は | 
| 
 ... 
 | 50個の値が入力可能です。このパラメータを指定しない場合、デフォルトはNULLになります | 
| 
 | 
 | 
| 
 | HTMLフォーム・アイテムのID | 
例
p_idxパラメータは生成されるFXXフォーム要素を指定します。次の例では、7はF07を生成します。また、HTML非表示フォーム要素が生成されることにも注意してください。
                  
SELECT APEX_ITEM.MD5_HIDDEN(7,ename,job,sal)md5_h, ename, job, sal 
FROM emp
親トピック: APEX_ITEM (レガシー)