xrstart

複数リージョン設定では、xrstartコマンドにJSON構成ファイルの完全パスを指定して、各リージョンでXRegionサービスを起動する必要があります。このサービスは長時間実行されるプロセスであるため、コマンドの最後に&を付加することで、バックグラウンド・プロセスとして起動することをお薦めします。Linuxのnohupコマンド(no hang upの略)を使用すると、シェルや端末を終了した後でもプロセスの実行を継続できます。

ノート:

XRegionサービスを起動する前に、ローカルのKVStoreを起動する必要があります。ローカル・リージョンのKVStoreが起動していないか、アクセスできない場合、XRegionサービスは起動しません。
nohup java -Xms256m -Xmx2048m -jar $KVHOME/lib/kvstore.jar xrstart \
-config <complete path to the json.config file> > \
<complete path to the home directory for the XRegion Service>/nohup.out &

表C-1 xrstartコマンドで使用されるパラメータ

パラメータ 説明

-config

json.configファイルの格納場所の完全パスを指定します。

>

この後に指定したファイルに出力をリダイレクトするよう指示します。

nohup.out

ステータス・メッセージのロギングに使用するファイルを指定します。

オプションで、nohup.outの内容を読み取ることで、xrstartコマンド実行のステータスを表示できます。
cat <complete path to the home directory for the XRegion Service>/nohup.out

サービス・ログで詳細なログも確認することもできます。このログは、前にXRegionサービスの構成ファイル(json.config)に指定したXRegionサービスのホーム・ディレクトリにあります。