B 表データ定義言語概要

ストア内の表にデータを書込みできるようにするには、使用する表の定義を指定する必要があります。この定義には、表の名前、表の様々な行の名前とそれらの行に含まれるデータ型、主キーと(オプションで)シャード・キーの識別情報などが含まれます。これらの定義を実行するために、Oracle NoSQL Databaseは表および索引を形成する文に使用するデータ定義言語(DDL)を提供します。DDL文の実行に最適な方法は、SQLビギナーズ・ガイドSQLシェルの実行の説明に従ってSQLシェルを使用する方法です。

SQLから、次の文を使用できます。

  • 表およびサブ表の定義。

  • 表定義の変更。

  • 表定義の削除。

  • 索引の定義。

  • 索引定義の削除。

  • 表のデフォルトの存続時間値の設定および変更。

表および索引の文は通常の文字列の形式をとり、適切なメソッドまたは関数を使用してOracle NoSQL Databaseストアに伝送されます。たとえば、シンプルなユーザー表を定義する場合、表の文は次のようになります。

SQL-> CREATE TABLE Users (
    id INTEGER,
    firstName STRING,
    lastName STRING,
    contactInfo JSON,
    PRIMARY KEY (id)
) 

このような文をストアに伝送する方法の詳細は、「Oracle NoSQL Database表および索引の概要」を参照してください。

主キーとシャード・キーの概要は「主キーとシャード・キーの設計」を参照してください。

索引の概要は、「索引の作成」を参照してください。

この付録の残りでは、ストア内で表定義および索引定義を操作するために使用するDDL文を詳しく説明します。