2.2 Oracle Big Data Managerコンソールのナビゲート
Oracle Big Data ManagerコンソールはWebブラウザに表示されます。このコンソールには、データの転送、データ・プロバイダの管理、およびユーザーとロールの管理のためのグラフィカル・ツールが含まれています。
コンソールには、次のメイン・セクションがあります。これらのセクションにアクセスするには、ページ上部にあるタブ・バーのリンクをクリックします。
Home
「Home」には2つのページがあり、それぞれの方法でデータを表示および操作するためのツールやコントロールに簡単にアクセスできます。「Quick Start」ページからは、データの管理および記憶域プロバイダの登録を実行するページに移動できます。質問するためのクイック・リンクもあります。

図home_quick_start.pngの説明
ノート:
Big Data Appliance 5.2で作成したクラスタは、Big Data Manager 2.0を実行します。このバージョンのBig Data ManagerのQuickstartのビューは上図のとおりです。Big Data Applianceの以前のリリースからアップグレードしたクラスタでは、Big Data Manager 1.0が実行されます。この2つのバージョンのBig Data Managerでは、コンソールにいくつかの相違があります。Big Data Manager 1.0コンソールには、「Notebook」および「Pipelines」機能が含まれていて、次に示すようにQuickStartビューに表示されます。これらの機能は、Big Data Manager 2.0には含まれていません。データ、アクティビティ、ステータスおよび履歴のカスタム・ビューを作成およびアクセスするには、「Dashboard」を使用します。

図home_dashboard.pngの説明
Data
「Data」ページは、データ・ソース間(HDFSを含む)でファイルおよびコンテナを比較、コピーおよび移動する場合に使用します。また、ファイルのアップロード、ZIPアーカイブからのコンテンツの抽出、Apache Hiveへのデータのインポートなどのタスクも実行できます。バナーのカウンタには、Oracle Big Data Manager内の特定のタイプの登録済記憶域プロバイダの数が表示されます。

図data_explorer.pngの説明
Jobs
「Jobs」ページは、データ転送ジョブの確認、管理および作成に使用します。
user
ロールが付与されているユーザーには、自分が作成したジョブのみが表示されます。

図jobs_jobs.pngの説明
Pipelines

図badge-bdm-1.0-only.epsの説明
ワークフローを定義するパイプラインにジョブを連結するには、「Pipelines」ページを使用します。
user
ロールが付与されているユーザーには、自分が作成したパイプラインのみが表示されます。

図pipelines-pipelines.pngの説明
Monitoring
「Monitoring」ページは、クラスタとそのクラスタで実行しているサービスのパフォーマンスをモニタリングする場合に使用します。

図monitoring_cluster.pngの説明
Administration
「Administration」ページは、ユーザー、ロール、記憶域プロバイダおよび設定の管理に使用します。
クラスタのプロビジョニング時に作成されたデフォルトのbigdatamgr
ユーザーなど、admin
ロールが付与されているユーザーには完全な管理権限があり、次に示すように、すべてのタブが左側に表示されます。user
ロールが付与されているユーザーは、記憶域プロバイダのページにのみアクセスできます。該当するユーザーは、新しい記憶域プロバイダの登録と、追加した記憶域プロバイダの管理を実行できます。

図administration.pngの説明