9.1.1 概要
HEARTBEATTABLEを有効にするには、次のことを実行する必要があります:
- 任意の値を使用して、
GLOBALSでGGSCHEMAを指定します(たとえば、GGSCHEMA GGADMIN)。 GLOBALSでENABLE_HEARTBEAT_TABLEを有効にします。GGSCIからADD HEARTBEATTABLEを実行します。
Oracle GoldenGate for RDBMSでは、HEARTBEATTABLEレコードが次のターゲットHEARTBEATTABLE表に適用されます: GGADMIN.GG_HEARTBEATおよびGGADMIN.GG_HEARBEAT_HISTORY
GG for DAAでのHEARTBEATTABLEの2つのモード:
モード1 (ユーザー・データとして)では、GG for DAAによって処理されるレコードはHEARTBEATTABLEファイルに書き込まれます。たとえば、表GGADMIN.GG_HEARTBEATはファイルdirtmp/<replicat name>-hb.jsonに格納されます。この場合、レコードはReplicatファイルhb.jsonに書き込まれます。表GGADMIN.GG_HEARTBEAT_HISTORYがdirtmp/<replicat-name>hb <date>.jsonに格納されています。この場合、履歴レコードはhb-<date>.jsonファイルに書き込まれます。
ユーザー・データとしてHEARTBEATTABLEを適用するには:
- Replicatパラメータ・ファイルで
DISABLEHEARTBEATTABLEを指定して、HEARTBEATTABLEを無効にします。 - Replicat MAP文で
HEARTBEATTABLE表を指定します。MAP GGADMIN.GG_HEARTBEAT, TARGET GGADMIN.GG_HEARTBEAT; MAP GGADMIN.GG_HEARTBEAT_HISTORY, TARGET GGADMIN.GG_HEARTBEAT_HISTORY;
ユーザー・データとして適用すると、HEARTBEATレコードGG_HEARTBEATおよびGG_HEARTBEAT_HISTORYがユーザー表であるかのようにハンドラに書き込まれます。HEARTBEATレコードはRDBMSなどの表に格納されず、.jsonファイルに格納されます。
モード2 (パススルーとして)では、最初にGG for DAAによって解釈されることなく、Oracle以外のシステム(Kafkaなど)に文を直接送信できます。Replicatパラメータ・ファイル内のGG_HEARTBEAT、 GG_HEARTBEAT_HISTORY表のMAPを明示的に追加する必要はありません。GLOBALSファイル内にENABLE_HEARTBEAT_TABLEを追加する必要があります。GLOBALSファイルの変更後は、ggsci、マネージャおよびその他の子プロセスの再起動をお薦めします。