9.4.1.1 プロパティ・ファイルでのJREの構成
現在のリリースのOracle GoldenGate Java配信には、Java 8が必要です。Javaと必須のJava共有ライブラリに正しくアクセスする方法は、Javaの構成に関する項を参照してください。Java用Oracle GoldenGateメインJAR(ggjava.jar
)の場所を指すようアダプタ・プロパティ・ファイルを変更します。必要に応じて追加のJVMランタイム起動オプション(起動時にJVMに直接渡される)を設定します。
jvm.bootoptions=-Djava.class.path=.:ggjava/ggjava.jar -Xmx512m -Xmx64m
特に次のオプションに注意してください。
-
java.class.path
には、コア・アプリケーション(ggjava/ggjava.jar
)へのパス指定が含まれている必要があります。現在のディレクトリ(.)は、クラスパスにも含まれている必要があります。ロギングはJVMのロード時に初期化されるので、java.class.path
変数はロギング・プロパティ・ファイル(log4j
プロパティ・ファイルなど)への任意のパス指定を含んでいる必要があります。ロギング機能に必要な依存関係JARはggjava.jar
に含まれており、明示的に含める必要はありません。パス指定では、Oracle GoldenGateインストール・ディレクトリを基準にファイルおよびディレクトリを参照し、Javaプロパティ・ファイル、Velocityテンプレートおよびdirprm
サブディレクトリ内の他のクラスパス・リソースを格納できます。Javaアプリケーション・プロパティ・ファイルでクラスパスに追加することもできます。ハンドラ依存関係JARのパス指定は、ここでも追加できます。ただし、ハンドラの依存関係はgg.classpath
変数を使用して追加するほうが、ベスト・プラクティスと考えられています。 -
jvm.bootoptions
プロパティでは、JVM (Xmx)の初期ヒープ・サイズとJVM (Xmx)の最大ヒープ・サイズも制御できます。最大ヒープ・サイズを増やすと、ガベージ・コレクションの頻度が減るため、パフォーマンスが向上することがあります。また、Javaのメモリー不足例外が発生する場合には、最大ヒープ・サイズを増やす必要があります。
システム用にプロパティ・ファイルを正しく構成したら、通常変更しません。構成オプションの詳細は、「共通プロパティ」を参照してください。
親トピック: Java配信の構成