9.2.3 区切り解析
区切り解析は、既存のソース定義ファイルとプロパティのセットに基づきます。プロパティで、使用するデリミタ、および列名とビフォア値があるかどうかなどの他のルールが指定されます。ソース定義ファイルによって、処理される有効な表、および表内の列の順序とデータ型が決まります。
METACOLSn[,COLNAMES]m[,COLBEFOREVALS]m,{COLVALUES}m\n
説明:
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メタデータ列はn個含めることができ、各メタデータ列の後に形式文に示すカンマなどのフィールド・デリミタが続きます。
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列値はm個含めることができます。各々、カンマなどのフィールド・デリミタがその前に付きます。
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列名とビフォア値はオプションです。
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各レコードは、
\n
などの行末デリミタで終わります。
渡されるメッセージには、少なくともヘッダーとメタデータ列が含まれている必要があります。列の数が、ヘッダーおよびメタデータの列の数より少ない場合には、取得プロセスが終了し、エラー・メッセージが生成されます。
ヘッダーおよびメタデータ列より後の残りの列は、対応する表の列データで、解決されるメタデータの列の順序で指定されます。メッセージに存在する表の列の数は、メタデータに従って想定される列の数と完全に一致しているのが理想的です。ただし、メッセージの終わりのほうでメッセージの列が不足していても構わず、パーサーはこの最後のほうの列(メッセージの残りには存在しない)を列データの欠落としてマークします。
データの欠落は、パーサーでは許可されますが、キー@列が不足している場合は、取得プロセスが終了します。
Oracle GoldenGateの主キーの更新および統一更新は、サポートされていません。サポートされている操作は、挿入、更新、削除、切捨てのみです。