9.4.2.2.1 ReplicatでのJava配信の再起動

2つのチェックポイント情報のうち、どちらの優先度が高いかを選択できるロジックがあるため、Replicatでのチェックポイント処理のほうが直接的です。ロジックは次のようになります。

  • ユーザーがADDまたはALTER REPLICATを手動で実行した後でJava配信を起動した場合は、Replicatプロセスによって保持されているチェックポイント情報が、出発点として使用されます。

  • 手動の操作で事前にチェックポイントが変更されずにJava配信を起動した場合(たとえば、正常停止または異常終了)は、Javaモジュールによって保持されているチェックポイント情報が、出発点として使用されます。

    たとえば、証跡の最初にReplicatを使用してJava配信を再起動する場合は、次のようになります。

    1. Replicatを証跡データの先頭にリセットします。

      GGSCI> ALTER REPLICAT JAVAREP, EXTSEQNO 0, EXTRBA 0

    2. Replicatをリセットします

      GGSCI> START JAVAREP
      GGSCI> INFO JAVAREP
      REPLICAT   JAVAREP    Last Started 2015-09-10 17:25   Status RUNNING
      Checkpoint Lag       00:00:00 (updated 00:00:00 ago)
      Log Read Checkpoint  File ./dirdat/aa000000
      2015-09-10 17:50:41.000000  RBA 2702
      

      Replicatプロセスのステータスが実行中になるには、数秒かかる場合があります。レポート・ファイルをチェックして、異常終了したか、起動中のままかを確認します。

      GGSCI> VIEW REPORT JAVAREP

      クラッシュまたは異常終了の後でJava配信を再起動した場合は、アプリケーションを再起動したとき、Javaモジュールによって保持されている最後の位置キーが使用されます。