9.2.1.3.2 シーケンス識別子

シーケンス識別子(seqid)によって、各操作が内部で識別されます。これはリカバリ処理時に使用され、Oracle GoldenGate証跡に書込み済の操作が識別されます。シーケンス識別子は、操作ごとに増分される一意の値です。長さは固定です。

プロバイダのメッセージ識別子が増分され、一意の場合、JMSメッセージIDをシーケンス識別子として使用できます。ただし、(クラスタリングの使用や失敗したトランザクションなどのため)JMSでメッセージの順序が保証されない場合やIDは一意ではあるが、増分されない場合があります。システム生成のシーケンスIDを使用できますが、リカバリの状況によってはメッセージが重複する場合があります。推奨される方法は、メッセージをキューに追加するJMSクライアントでメッセージID、ヘッダー・プロパティまたはデータ要素をアプリケーションで生成される一意の増分値に設定することです。