8.1 ソース
Extractプロセスは、ソース・テクノロジに対して実行されるように構成されており、別の場所にある実際のソース・テクノロジで生成されたデータを取得します。このプロセスは、GG for DAAの抽出すなわちデータ取得メカニズムです。
Extractは次のユースケースにあわせて構成できます。
- 初期ロードのExtract: GG for DAAを初期ロード用に設定した場合、Extractプロセスでは、現在の静的なデータ・セットがソース・オブジェクトから直接取得されます。この構成のExtractプロセスでは、ソースを使用してデータが取得されます。
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チェンジ・データ・キャプチャのExtract: ソース・データと別のデータセットとの同期を維持するようにGG for DAAを設定した場合、Extractプロセスでは、初期同期の後で、構成されているオブジェクトに対して実行されたDML操作およびDDL操作(サポート対象である場合)が取得されます。操作が含まれるトランザクションのコミット・レコードまたはロールバックを受信するまで、それらの操作を格納します。ロールバックを受信すると、そのトランザクションの操作を破棄します。コミットを受信すると、トランザクションはディスク上の証跡と呼ばれる一連のファイルに永続化され、ターゲット・システムへの伝播を待つキューに入ります。各トランザクションのすべての操作は、ソース・テクノロジにコミットされた順序で、証跡に書き込まれます。この設計によって、処理速度とデータ整合性の両方が保証されます。証跡ファイルに書き込まれるデータの形式は、ソース・テクノロジによって異なります。
- Amazon MSK
- Apache Cassandra
Cassandra Extract用のOracle GoldenGate for Distributed Applications and Analytics (GG for DAA)キャプチャ(Extract)は、Apache Cassandraデータベースから変更を取得するために使用します。 - Apache Kafka
Kafka用のOracle GoldenGateキャプチャ(Extract)は、Kafkaトピックまたはトピックからメッセージを読み取り、GoldenGate証跡ファイルに書き込まれた論理変更レコードにデータを変換するために使用されます。この項では、Kafka用のOracle GoldenGateキャプチャを使用する方法について説明します。 - Azure Event Hubs
- Confluent Kafka
- DataStax
- Java Message Service
- MongoDB
MongoDB用のOracle GoldenGateキャプチャ(Extract)は、MongoDBデータベースから変更を取得するために使用されます。 - OCIストリーミング
親トピック: データの複製