8.2 Supervised GraphWiseアルゴリズムの使用
Supervised GraphWiseは、頂点の特徴情報を利用できる、帰納的な頂点表現学習アルゴリズムです。頂点分類やリンク予測などの様々なタスクに適用できます。
Supervised GraphWiseは、HamiltonらによるGraphSAGEに基づいています。
モデル体系
Supervised GraphWiseモデルは、2つのグラフの畳込み層とそれに続く複数の予測層で構成されます。
頂点の畳込み層を通過する前方パスは、次のように処理されます。
- 頂点の近隣のセットがサンプリングされます。
- 近隣の前の層表現は平均集約され、集約された特徴は頂点の前の層表現と連結されます。
- この連結されたベクトルに重みが乗算され、バイアス・ベクトルが追加されます。
- 結果は、層出力が単位ノルムを持つように正規化されます。
予測層は、標準のニューラル・ネットワーク層です。
次に、Coraグラフを例として使用して、PGXでのGraphSAGEの実装における主な機能の使用方法を示します。
- グラフのロード
- 最小限のGraphWiseモデルの作成
- 高度なハイパーパラメータ・カスタマイズ
- Supervised GraphWiseモデルのトレーニング
- Supervised GraphWiseモデルのLoss値の取得
- Supervised GraphWiseモデルの頂点ラベルの推測
- Supervised GraphWiseモデルのパフォーマンスの評価
- Supervised GraphWiseモデルの埋込みの推測
- トレーニング済Supervised GraphWiseモデルの格納
- 事前トレーニング済Supervised GraphWiseモデルのロード
- Supervised GraphWiseモデルの破棄
親トピック: グラフ用の機械学習ライブラリ(PgxML)の使用