Oracle REST Data Servicesのダウンロードおよび構成

顧客管理対象環境で実行されているOracle REST Data Services (ORDS)でAutonomous Databaseを使用するには、ORDSをインストールする必要があります。

ノート:

Autonomous Databaseで顧客管理対象環境を使用するには、Oracle REST Data Services 19.4.6以降が必要です。

顧客管理対象環境のためにOracle REST Data Servicesをインストールする場所に応じて、次を実行します。

  • Oracle REST Data Servicesの顧客管理対象環境がOracle Cloud Infrastructureで実行されている場合、Oracle YUMリポジトリを使用して、ORDSのYUMインストールを実行します。

  • Oracle REST Data Servicesの顧客管理対象環境が他の環境で実行されている場合、Oracle REST Data Servicesのダウンロード・ページからORDSをダウンロードします。詳細は、「Oracle REST Data Servicesの紹介」を参照してください。

  1. ORDSがインストールされている場所で、ORDS構成フォルダを作成します(これにより、フォルダが作成され、ORDS構成環境と設定が設定されます)。次に例を示します。
    java -jar ords.war configdir ./ORDSConfig_2

    YUMリポジトリを使用するOracle Cloud InfrastructureとLinuxでは、ORDS構成フォルダは/opt/oracle/ords/configです。

  2. 前述のステップ./ords/conf/apex_pu.xmlで作成したORDS構成ファイルを編集し、次の内容を追加または更新します。
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="no"?>
    <!DOCTYPE properties SYSTEM "http://java.sun.com/dtd/properties.dtd">
    <properties>
    <entry key="db.username">ORDS_PUBLIC_USER2</entry>
    <entry key="db.password">!password</entry>
    <entry key="db.wallet.zip.service">dbname_low</entry>
    <entry key="db.wallet.zip"><![CDATA[contents_of_wallet_NAME.zip.b64]]></entry>
    </properties>

    ノート:

    • パスワードの前に追加の!を使用すると、ORDSサービスの次回起動時にパスワードが暗号化されます。

    • db.wallet.zipエントリ(contents_of_wallet_NAME.zip.b64)には、以前に準備したbase64でエンコードされたウォレット・アーカイブのコンテンツが含まれます。このテキストがCDATAブロックで囲まれていることを確認します(これは長い文字列です)。wallet_NAME.zip.b64ファイルの作成方法の詳細は、ウォレットのダウンロードとAutonomous Databaseへの接続の確認を参照してください。

    • ORDS_PUBLIC_USER2として指定されているdb.usernameは、以前定義したデータベース・ユーザー名です。詳細は、顧客管理対象Oracle REST Data Servicesユーザー・ロールの作成を参照してください。
  3. ORDSのインストールに必要な./ords/defaults.xmlを編集します。詳細は、構成可能なパラメータの理解を参照してください。
  4. plsqlゲートウェイがAPEXのサポートに対して有効になっていることを確認します。
    <entry key="plsql.gateway.enabled">true</entry>

    ORDSをAPEXとともに使用する場合、ORDSでPL/SQLゲートウェイを有効にする必要があります。