「リアルタイムSQLモニタリング」ページ
ノート:
Oracle Database 18c以前のリリースのDBAロールおよびPDB_DBAロールを持つデータベース・ユーザーが使用可能です。管理者以外のユーザーの場合、この機能はOracle Database 19c以降のリリースでのみ使用できます。「リアルタイムSQLモニタリング」ページにナビゲートするには、次のいずれかを実行します。
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「起動パッド」ページで、「リアルタイムSQLモニター」をクリックします。
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セレクタ
をクリックして、ナビゲーション・メニューを表示します。「モニタリング」で、「リアルタイムSQLモニター」を選択します。
「自動リフレッシュ」ドロップダウン・リストで、定期的にデータをリフレッシュする時間(秒)を選択できます。自動リフレッシュを無効にするには、0秒
を選択します。
このツールは、SQL文のランタイムの問題を特定するのに役立つ、2つの重要な機能を提供します。
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監視中の文の要約ビュー
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SQL実行詳細のビュー
監視中の文の要約ビュー
このページには、現在実行しているSQL文の表が含まれています。この表には、次の情報が表示されます。
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ステータス: SQL文の実行の現在の状態。たとえば、すでに実行が終了したSQL文は「DONE」のステータスを示します。
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期間: これは、SQL文の実行にかかっている(または、かかった)時間です。
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SQL ID: 監視中の文のSQL識別子。
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セッションID: SQL文を実行している(または、実行した)セッション識別子。
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セッション・シリアル番号: セッションのオブジェクトを一意に識別します。
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インスタンスの並列度: この並列度(DOP)の列には、割り当てられているインスタンスとパラレル実行サーバーの数が表示されます。「インスタンスの数」 | 「パラレル・サーバーの数」の形式で表示されます。
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データベース時間: データベース時間の上にカーソルを置き、時間および待機イベントの内訳を表示します。
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CPU時間: 問合せの実行で消費されたCPU時間です。
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I/O時間: 問合せの実行で消費されたI/O時間です。
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開始時間: SQL文の実行が開始された時間です。
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SQL文: 監視対象のSQL文です。
SQL実行詳細のビュー
メインの監視表からSQL文がドリルダウンされると、詳細ビューが表示されます。「SQL ID」、「Start Time」および「SQL Execution ID」は、このSQL文を一意に識別する実行キーを表します。詳細ビューは、SQL文の実行を特徴付ける一般的な要素で構成されます。
問合せ実行に関する一般的な情報が提供されます。
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実行計画: SQL文の並列度
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実行が開始しました: SQL文の実行が開始された時間
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最終リフレッシュ時間: SQL文のSQL監視レジストリの最終更新時間
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実行ID: 実行識別子
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ユーザー: USER@CONTAINER形式のユーザー
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SQLテキスト: 実行中のSQL文のフォーマットされたビュー。
SQL文の一般的な統計(実行の合計時間、バッファされたGETの数、I/Oリクエストおよびバイトの数)が提供されます。
文の詳細情報: この領域には、文の実行に伴う実行計画、並列動作およびCPUアクティビティに相当する情報が示されます。
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計画統計: 表形式によるSQL文実行の実行計画。それぞれの行は、SQL文の実行に伴う異なる操作であり、「Operation」列のテキストの冒頭にスペースを追加することで、階層的な従属関係が示されます。
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SQL文のパラレル詳細: それぞれの実行は、1つのパラレル・コーディネータと1つ以上のパラレル・セットで構成されます。各セットには、1つ以上のプロセスを含めることができます。ある行に従属要素がある場合、対応する各列は、その従属要素の値の合計になります。この場合は、シグマ・シンボルが表示され、値が他の要素の合計であることが示されます。
ノート:
詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』のデータベースの監視に関する項を参照してください。