Visual Studio Codeのブロックチェーン・アプリケーション・ビルダー拡張機能のインストールおよび構成

Visual Studio Codeのブロックチェーン・アプリケーション・ビルダー拡張機能は、Oracle Blockchain Platformコンソールからダウンロードできます。

次のプラットフォームがサポートされています。
  • Mac OSX
  • Oracle Enterprise Linux 7.7または7.8
  • Windows 10

OSXおよびLinuxの前提条件

ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーCLIをローカル・システムにインストールする前に、前提条件をインストールする必要があります。

  • VS Codeバージョン1.48.0以降

    VS Codeバージョンは、code --versionを実行することで確認できます

  • Node v10.18.1以降およびnpm v6.x以降

    Nodeのバージョンは、node --versionを実行することで確認できます

    npmバージョンは、npm --versionを実行することで確認できます

    nvmやnodenvなどのマネージャを使用してNodeおよびnpmをインストールする場合、「前提条件」ページでバージョンを検出するには、デフォルト/グローバル・バージョンを設定し、VS Codeを再起動する必要があります。

  • Dockerバージョンv18.09.0以降

    Dockerバージョンは、docker --versionを実行することで確認できます

  • Docker Compose v1.23.0以降

    Docker Composeバージョンは、docker-compose --versionを実行することで確認できます

次の依存関係はオプションです:

  • Goチェーンコードを開発するには、バージョンv1.14以降を使用します。

    Goバージョンは、go versionを実行することで確認できます

nvmを使用したNodeおよびnpmのインストール

nvmを使用してNodeおよびnpmをインストールすることをお薦めします。これにより、sudoを使用せずに追加のコマンドを実行できるようになります。
  1. nvmをインストールします:
    curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.35.3/install.sh | bash
  2. 次のコード・スニペットを~/.bash_profile~/.profile~/.bashrcまたは~/.zshrcに追加します。
    export NVM_DIR="$([ -z "${XDG_CONFIG_HOME-}" ] && printf %s "${HOME}/.nvm" || printf
    %s "${XDG_CONFIG_HOME}/nvm")"
    [ -s "$NVM_DIR/nvm.sh" ] && \. "$NVM_DIR/nvm.sh"
  3. オペレーティング・システムからログアウトし、再びオペレーティング・システムにログインします。
  4. nvmのインストールを確認します:
    nvm version
  5. Nodeおよびnpmをインストールします:
    nvm install 10.18.1
  6. nvmのデフォルトとしてNode 10.18.1を設定します:
    > nvm alias default 10.18.1
    default -> 10.18.1 (-> v10.18.1)

Windowsでの前提条件

ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーCLIをローカル・システムにインストールする前に、前提条件をインストールする必要があります。

  • Docker Desktop for Windows v2.x (2.5.0.1でテスト済)。Dockerからプロンプトが表示されたら、ファイル共有権限を指定します(アプリケーション・ビルダーに必要)。
  • Node v10.18.1以降(10.22.1でテスト済)
  • npm v6.x (6.13.4でテスト済)
  • Perl v5.x (ActiveState Perl 5.28でテスト済)
  • 管理アクセス権のあるpowershellにWindowsビルド・ツールをインストールします。npm install --global windows-build-tools
  • Goスマート・コントラクトを開発する場合は、Go v1.14をインストールします
  • アプリケーション・ビルダーの同期機能を使用する場合は、Gitをインストールし、ユーザー名と電子メールを次のように構成する必要があります。
    > git config --global user.name "<your_name>" 
    > git config --global user.email "<email>"
  • OpenSSLをダウンロードおよびビルドします

OpenSSLのダウンロードおよびビルド

  1. https://www.openssl.org/source/old/1.0.2/openssl-1.0.2u.tar.gzからOpenSSLをダウンロードします
  2. tarballを解凍します。
  3. Visual C++ 2017/2019ネイティブ・ツールのコマンド・プロンプトを開きます。Windowsの検索バーで、x64 Native Tools Command Prompt for VSを検索します。
  4. 抽出したOpenSSLフォルダに移動します。管理者として次のコマンドを実行します:
    > perl Configure VC-WIN64A –prefix=C:\OpenSSL-Win64
    > ms\do_win64a
    > nmake -f ms\ntdll.mak          This can take up to 15 minutes to complete.
    > cd out32dll
    > ..\ms\test
    > cd ..
    > md C:\OpenSSL-Win64
    > md C:\OpenSSL-Win64\bin
    > md C:\OpenSSL-Win64\lib
    > md C:\OpenSSL-Win64\include
    > md C:\OpenSSL-Win64\include\openssl
    > copy /b inc32\openssl\* C:\OpenSSL-Win64\include\openssl
    > copy /b out32dll\ssleay32.lib C:\OpenSSL-Win64\lib
    > copy /b out32dll\libeay32.lib C:\OpenSSL-Win64\lib
    > copy /b out32dll\ssleay32.dll C:\OpenSSL-Win64\bin
    > copy /b out32dll\libeay32.dll C:\OpenSSL-Win64\bin
    > copy /b out32dll\openssl.exe C:\OpenSSL-Win64\bin
    > copy /b C:\OpenSSL-Win64\bin\libeay32.dll C:\Windows\System32\libeay32.dll
    > copy /b C:\OpenSSL-Win64\bin\ssleay32.dll C:\Windows\System32\ssleay32.dll

ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダー拡張機能のインストール

  1. 開発者ツール・タブのBlockchain Platformコンソールから拡張機能をダウンロードします。ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダー・ペインの「ダウンロード」で、Visual Studio Cod拡張機能を選択します。
  2. Visual Studio Codeで、「Extensions」パネルを開き、「More Actions」メニューから「Install from VSIX」を選択します。
  3. ダウンロードしたoracle-ochain-extension-1.4.0.vsixファイルを見つけて、「Install」をクリックします。
  4. Visual Studio Codeを再起動して、拡張機能のインストールを完了します。

インストール後、VS Codeの左側にあるOracle Blockchainアプリケーション・ビルダー・アイコンを使用して、ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダー・パネルを開くことができます。

また、ブロックチェーン・アプリケーション・ビルダーのコマンドライン・インタフェースは、VS Codeの拡張機能の一部として自動的にインストールされます(まだ個別にインストールしていない場合)。任意のCLIコマンドをVS Codeコンソール・ウィンドウで実行できます。