データの追加

表に行を追加します。

表の行にデータを格納すると、表の情報の取得、追加または削除をアプリケーションで簡単に実行できます。

PutRequestクラスは、NoSQLHandle.put(oracle.nosql.driver.ops.PutRequest)操作への入力を表します。このリクエストは、次のような無条件および条件付きのputを実行するために使用できます。

  • 既存の行をすべて上書きします。上書きがデフォルトの機能です。
  • 行が存在しない場合にのみ成功します。この場合、PutRequest.Option.IfAbsentメソッドを使用します。
  • 行が存在する場合にのみ成功します。この場合、PutRequest.Option.IfPresentメソッドを使用します。
  • 行が存在し、バージョンが特定のバージョンと一致する場合にのみ成功します。この場合はPutRequest.Option.IfVersionメソッドを使用し、一致するバージョンを指定する場合はsetMatchVersion(oracle.nosql.driver.Version)メソッドを使用します。

ノート:

まず、クライアント・ドライバをOracle NoSQL Databaseに接続し、ハンドルを取得してから他のステップを実行します。このトピックでは、クライアント・ドライバの接続と表の作成に関するステップは省略しています。まだ表がない場合は、表および索引の作成を参照してください。

表に行を追加するには、次のようにします。

/* use the MapValue class and input the contents of a new row */
MapValue value = new MapValue().put("id", 1).put("name", "myname");

/* create the PutRequest, setting the required value and table name */
PutRequest putRequest = new PutRequest().setValue(value)
                                        .setTableName("users");

/* use the handle to execute the PUT request
 * on success, PutResult.getVersion() returns a non-null value
 */
PutResult putRes = handle.put(putRequest);
if (putRes.getVersion() != null) {
  // success
} else {
 // failure
}
WriteMultipleRequestクラスを使用して、シャード・キーを共有する表に対して一連のPutRequest操作を実行できます。操作が正常に実行された場合、WriteMultipleResult.getSuccess()メソッドはtrueを返します。

JSONデータを表に追加することもできます。JSONデータを固定スキーマ表のレコードに変換することも、データ型がJSON型である列にJSONデータを挿入することもできます。JSONデータの追加を参照してください。