データの消去

Oracle NoSQL Databaseには、不要になったユーザー・データ(削除されたデータ、期限切れのデータ、更新されたレコードの古いバージョン)を消去するためにバックグラウンドで実行できる組込みの消去機能があります。このバックグラウンド・スレッドの目的は、アプリケーションのパフォーマンスにほとんど影響を与えずにデータを消去することです。消去中にノード障害が発生すると、不要になったデータの削除に時間がかかります。バックグラウンド・スレッドはベスト・エフォート・アプローチを使用します。レプリケーション・ノードが停止している場合、再起動するまで消去は行われません。

消去はユーザー定義消去期間(サイクル)にわたって行われ、すべての消去作業を完了するのに十分なサイクル時間を設定することをお薦めします。完了していない作業は、次のサイクルに繰り越されます。消去されるデータは、表および対応する索引から削除されます。レプリケーション・ノード・パラメータ: "enableErasure"および"erasurePeriod"は、消去の動作を制御します。これらのパラメータの設定の詳細は、「ストア全体ポリシー・パラメータの設定」を参照してください。