スワップの停止
専用のOracle NoSQL Databaseサーバー・マシンで最高のパフォーマンスを実現するには、そのマシンでスワップを停止します。Oracle NoSQL Databaseプロセスによって使用されるメモリーを注意深く管理して、マシン上で使用可能なRAMを超えないようにする必要があります。
パフォーマンスは次の2つのことによって向上します。
-
スワップに起因するI/Oオーバーヘッドをなくします。これは、スワップに通常使用されるディスクに、データの永続化に使用されるストアのログ・ファイルも保持されている場合に特に重要です。
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kswapdに関連するCPUオーバーヘッドを削減します。
スワップを停止するには、ブート時にスワップ・パーティションをマウントしません。そのためには、スワップ関連のマウント・エントリを/etc/fstab
からすべて削除します。ファイル・システム・タイプ(列3)のエントリを含み、さらにマウント・ポイント(列2)にswapというエントリを含むすべての行が該当します。
free
コマンドを実行することによって、スワップ領域が使用されていないことを確認できます。この操作は、/etc/fstab
を変更し、マシンを再起動した後に実行します。
-bash-4.1$ free -m
total used free shared buffers cached
Mem: 72695 72493 202 0 289 2390
-/+ buffers/cache: 69813 2882
Swap: 0 0 0
上の表のSwap/total
セルが0
になります。