kv_set_property()

#include <kvstore.h>

kv_error_t 
kv_set_property(kv_properties_t* props,
                const char* prop_name,
                const char* prop_value)

Javaプロパティをkv_properties_t構造に設定します。現在、Oracle NoSQL Databaseセキュリティ・プロパティのみを設定できます。結果となるプロパティ構造は、kv_config_set_security_properties()を使用してストア構成構造に割り当てられます。

パラメータ

  • props

    propsパラメータは、プロパティを設定するプロパティ構造を参照します。

  • props_name

    props_nameパラメータは、プロパティ名である必要があります。サポートされているプロパティは、kvstore.hに定義されています。

    • KV_SEC_SECURITY_FILE_PROPERTY

      KVStoreConfigが作成される場合に、オーバーライドするプロパティ定義のセットとして、読み取るセキュリティ・プロパティ構成ファイルを識別します。

    • KV_SEC_TRANSPORT_PROPERTY

      sslに設定すると、SSL/TLS通信を使用できるようになります。

    • KV_SEC_SSL_CIPHER_SUITES_PROPERTY

      使用が受け入れられるSSL/TLS暗号スイートを制御します。プロパティ値は、SSL/TLS暗号スイート名のカンマ区切りリストです。有効な値のリストについては、Javaのドキュメントを参照してください。

    • KV_SEC_SSL_PROTOCOLS_PROPERTY

      使用が受け入れられるSSL/TLSプロトコルを制御します。プロパティ値は、SSL/TLSプロトコル名のカンマ区切りリストです。有効な値のリストについては、Javaのドキュメントを参照してください。

    • KV_SEC_SSL_HOSTNAME_VERIFIER_PROPERTY

      SSL/TLSの使用時にNoSQL DBサーバーに接続するときに実行する検証ステップを指定します。現在サポートされている検証ステップは、dnmatchベリファイアのみです。

      dnmatchベリファイアは、dnmatch(distinguished-name)形式で指定する必要があります。ここで、distinguished-nameはNoSQL DBサーバー証明書の識別名である必要があります。標準的なセキュアなデプロイメントの場合、これはdnmatch(CN=NoSQL)になります。

    • KV_SEC_SSL_TRUSTSTORE_FILE_PROPERTY

      Oracle NoSQL Databaseサーバーで使用されるSSL/TLS証明書を検証するために使用するJavaトラストストア・ファイルの場所を識別します。このプロパティは、ファイルの絶対パスに設定する必要があります。このプロパティが設定されていない場合、javax.net.ssl.trustStoreのシステム・プロパティ設定が使用されます。

    • KV_SEC_SSL_TRUSTSTORE_TYPE_PROPERTY

      KV_SEC_SSL_TRUSTSTORE_FILE_PROPERTYプロパティで参照されるJavaトラストストアのタイプを識別します。これは、デフォルト以外のトラストストア・タイプを使用する場合にのみ必要です。指定したタイプは、Java実装でサポートされている必要があります。

    • KV_SEC_SSL_AUTH_USERNAME_PROPERTY

      認証に使用するユーザー名を指定します。

    • KV_SEC_SSL_AUTH_WALLET_PROPERTY

      認証するユーザーのパスワードが含まれるOracle Walletディレクトリを識別します。これは、製品のEnterprise Editionでのみ使用されます。

    • KV_SEC_SSL_AUTH_PWDFILE_PROPERTY

      認証するユーザーのパスワードが含まれるパスワード・ストア・ファイルを識別します

  • prop_value

    prop_valueパラメータは、プロパティの値である必要があります。