YARNとMapReduceバージョン1
Hadoopデプロイメントには、MapReduceの2つのバージョンを含めることができます。最初のバージョン(MRv1と呼ばれる)はMapReduceの最初のバージョンで、Javaパッケージ
org.apache.hadoop.mapred
のインタフェースおよびクラスで構成されています。新しいバージョンのMapReduceは、YARN (Yet Another Resource Negotiator)またはより一般的にはMRv2と呼ばれています。Mrv2は、パッケージorg.apache.hadoop.mapreduce
にあります。Oracle NoSQL Database API Hive統合クラスは、次の理由により、両方のバージョンのMapReduceの存在に対処します。
- Hiveは現在MRv1を採用しています
- Oracle NoSQL Database API Hadoop統合クラスはMRv2を採用しています
- MRv1とMRv2はソースに互換性がありません
MRv1とMRv2の両方をサポートするために、Oracle NoSQL Database API Hive統合クラスはMRv1クラスを適切なMRv2クラスにサブクラス化しました。本質的には、org.apache.hadoop.mapred
のInputFormat
は、oracle.kv.hadoop.hive.table
のTableHiveInputFormat
のサブクラスです。
ノート:
現在、Oracle NoSQL Database Hadoop統合クラスは、MapReduceジョブからOracle NoSQL Databaseストアへのデータの書込みをサポートしていないため、ここでHive統合に指定するクラスは、ストア内の表の内容を変更する問合せをサポートしていません。詳細は、oracle.kv.hadoop.hive.table、Apache Hadoop APIおよびHive APIに関する項を参照してください。