「実績の適用」コマンドを実行すると、バックグラウンドでは次の処理が発生します。
- 「計画開始日」フィールドが新規計算日より前の日付のすべてのアクティビティについて、「実績開始日」フィールドが、「計画開始日」フィールドと同じ内容に設定されます。
- 「残余期間」が、「最早終了日」フィールドから新規計算日を減算した値に設定されます。
- 「実績期間」が、「計画期間」から「残余期間」を減算した値に設定されます。
- 「実績工数」が、「工数進捗率」と「完了時工数」を乗算した値に設定されます。
- 「計画終了日」フィールドが新規計算日より前の日付のすべてのアクティビティについて、「実績終了日」フィールドが、「計画終了日」フィールドと同じ内容に設定されます。
- 残りのすべての値は、「完了時」の値から「実績」を減算した値に設定されます。
- リソースのないすべてのロール割当について、ロール割当の進捗が更新されます。
- 工数とコストがリンクされている場合、「残コスト」および「実績コスト」は、常に工数と単価を乗算した値に設定されます。
- 複数の単価がある場合、割当の「実績コスト」は、時間によって変動するリソース・レートを使用して計算されます。
注意: 「実績の適用」では、自動実績計算機能の場合と同様に、リソース・ラグとリソース・カーブが考慮されます。リソースに適用するカーブがある場合は、そのカーブの分布に基づいて実績がリソースに適用されます。
例: プロジェクトの計算日付は6月1日で、ユーザーは6月20日の新規計算日で「実績の適用」を実行します。アクティビティは6月18日に予定され、6月27日までの10日間続くと予測されます。このアクティビティのリソース割当には、+5日間のラグがあります(6月23日まで開始できないことを意味します)。ユーザーが6月20日に実績を適用すると、このアクティビティのステータスは更新されますが、割当には新規計算日を超えるリソース・ラグがあるため、割当は更新されません。