「ダッシュボード」ページの「指数パフォーマンス」ポートレット

概要

このポートレットでは、スケジュール・パフォーマンス指数(SPI)、コスト・パフォーマンス指数(CPI)および残作業パフォーマンス指数(TCPI)の計算値を表示します。SPIは、アーンド・バリューと計画値がスケジュール内にあるかどうかを示します。CPIは、現時点までに使用された費用が予算を超過していないかどうかを示します。TCPIは、コストまたは日程の目標を達成するために必要なパフォーマンス・レベルの判断に使用できます。ステータス・インジケータは、指数値が許容範囲内かどうか、修正アクションが必要かどうかを、定義したしきい値に基づいて判断する際に役立ちます。

画面要素

凡例

パフォーマンスしきい値インジケータのキー。これらの視覚的なインジケータを使用すると、定義したしきい値に基づいて値をすばやく調査できます。

「クリティカル」: WBS、プロジェクトまたはポートフォリオに重要な修正アクションが必要であることを示します。

「警告」: WBS、プロジェクトまたはポートフォリオは、注意が必要で、パフォーマンスが予想を下回っていることを示します。

「受入れ可能」: WBS、プロジェクトまたはポートフォリオのパフォーマンスが予想範囲内であることを示します。

「優秀」: WBS、プロジェクトまたはポートフォリオのパフォーマンスが予想を上回っていることを示します。

「プロジェクト」リスト

利用可能なプロジェクト。ユーザーはプロジェクトを選択して、各プロジェクトの指数パフォーマンスおよびプロジェクト内のWBSを表示できます。

「SPI(スケジュール・パフォーマンス指数)」フィールド

スケジュールされた作業に対して、完了した作業の比率を示す指標。

スケジュール・パフォーマンス指数(SPI)は、アーンド・バリューと計画値がスケジュール内にあるかどうかを示します。SPI計算値にパフォーマンスしきい値を設定すると、修正アクションが必要かどうかを判断できます。

コストまたは数量のアーンド・バリューを、コストまたは数量の計画値で除算して計算されます。

差異(%)は、アーンド・バリュー計画値で除算して計算されます。

「CPI(コスト・パフォーマンス指数)」フィールド

プロジェクトの実績コストに対して、完了した作業の値の比率を示す指標。

CPI(コスト・パフォーマンス指数)は、現時点までに使用された費用が予算を超過していないかどうかを示します。

「自分のプリファレンス」ページでCPI計算値にパフォーマンスしきい値を設定すると、修正アクションが必要かどうかを判断できます。

EV(アーンド・バリュー)コスト実績コストで除算して計算します。1未満の値は、実績コストが計画値を超えていることを示します。

「TCPI(残作業パフォーマンス指数)」フィールド

残存するプロジェクト作業の値を示す指標。

残作業パフォーマンス指数(TCPI)は、基本的に残資金に対する残作業の比率です。これは、完了時予算(BAC)、完了時見積(EAC)など認識されている事業目標を達成するために、残作業に対して実行する必要があるパフォーマンス・レベルを判断する際に役立ちます。

TCPI計算値にパフォーマンスしきい値を設定すると、視覚的なインジケータが表示され、修正アクションが必要かどうかを判断する際に役立ちます。

(BAC-アーンド・バリュー) / (EAC-実績工数または実績コスト)として計算されます。BACは、基本機器コスト+基本経費コスト+基本作業コスト+基本資材コストの値です。EACは、(実績機器コスト+実績経費コスト+実績作業コスト+実績資材コスト)+(残機器コスト+残経費コスト+残作業コスト+残資材コスト)の値です。実績コストは、実績機器コスト+実績経費コスト+実績作業コスト+実績資材コストの値です。

ヒント

操作方法

  1. 「ダッシュボード」をクリックします。
  2. 「ダッシュボード」ページで、ダッシュボードを選択します。
  3. ダッシュボードで、「指数パフォーマンス」ポートレットを展開します。


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最終発行 2023年6月13日