Autonomous DatabaseでOracle GoldenGateを使用する場合のサポートの詳細

Oracle Autonomous Databaseにデータをレプリケートする前に、サポートされているデータ型と制限を確認してください。

Autonomous Databaseに対するOracle GoldenGate Replicatの制限事項

Oracle Autonomous Databaseとの間でレプリケートするときのOracle GoldenGateの制限事項は次のとおりです。
サポートされているReplicat
Oracle Autonomous DatabaseでOracle GoldenGateを使用する場合、様々なモードで次のReplicatの組合せがサポートされています:
  • Oracle Autonomous Databaseでは、クラシックReplicat、調整ReplicatおよびパラレルReplicat (統合モードと非統合モードの両方)がサポートされています。

  • 統合Replicatは、Oracle Autonomous Databaseではサポートされていません。

DDLおよびDMLレプリケーションに対するデータ型の制限事項

「サポートされていないOracleデータ型」の項を参照してください。

また、Autonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureのドキュメントデータ型およびOracle Autonomous Database Serverlessの使用ガイドのデータ型も参照してください。

DDLレプリケーションは、Autonomous Databaseの制限に応じてサポートされます。

アーカイブ・ログ保持のサポートの詳細

2種類のAutonomous Database、つまりOracle Autonomous Database ServerlessOracle Autonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureのログ保持動作は異なります。

  • Oracle Autonomous Database Serverless: アーカイブ・ログ・ファイルは、最大48時間高速リカバリ領域(FRA)に保持されます。その後、ファイルはパージされ、アーカイブ・ログ・ファイルはNFSマウント・ストレージに移動されます。このストレージには、LogMinerからアクセスできます。3つのコピーが作成されます。LogMinerは、すべてのコピーにアクセスできる必要があります。これはOracle GoldenGate Extractに対して透過的です。7日が経過すると、NFSにマウントされたコピーは完全に削除されます。必要なアーカイブ・ログ・ファイルが7日より古い場合、Extractはarchived log unavailableエラーで異常終了します。

  • Oracle Autonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructure: Oracle Autonomous Data GuardまたはOracle GoldenGateが有効な場合、アーカイブ・ログ・ファイルは最大7日間高速リカバリ領域(FRA)に保持されます。その後、ファイルはパージされます。7日より前のアーカイブ・ログ・ファイルにアクセスするために、LogMinerで使用できるNFSマウント場所がありません。必要なアーカイブ・ログ・ファイルが7日より古い場合、Extractはarchived log unavailableエラーで異常終了します。

    ノート:

    データベース・インスタンスが15分を超えてクローズされた場合、保持時間は3日に設定し戻されます。これは、データベース・インスタンスがクローズされているかどうかに関係なく、アーカイブ・ログ・ファイルの保持が確認されるのは3日間のみであることを示します。ファイルは、データベース・インスタンスがクローズされていない場合のみ7日間保持されます。