コミット順序番号の使用方法
この付録では、Oracle GoldenGateのコミット順序番号(CSN)をOracleおよびOracle以外のデータベースとともに使用する方法について説明します。
Oracle、Db2 LUWおよびDb2 z/OS以外のすべてのデータベース・プラットフォームは、固定長のCSNを持ちます。このCSNには、固定長にするために必要に応じて先行する0 (ゼロ)が埋め込まれます。複数のフィールドを含むCSNは、各フィールド内で埋込みが行われることがあります。CSNの詳細は、Oracle GoldenGate Microservicesガイドの概要: コミット順序番号(CSN)を参照してください。
MySQLではトランザクションIDがイベント・データの一部として作成されないため、Oracle GoldenGateは次の項目の組合せを一意のトランザクション識別子とみなします。
-
識別するトランザクションの
START TRANSACTION
レコードが含まれるログ・ファイルのログ・ファイル番号 -
そのレコードのレコード・オフセット
表15-2 Oracle GoldenGateのデータベースごとのCSN値
データベース | CSN値 |
---|---|
Db2 for i |
説明:
例:
|
Db2 LUW |
説明: バージョン10.1以降では、 例:
|
Db2 z/OS |
説明:
例:
|
MySQL |
説明:
たとえば、ログ番号が12で、ログ位置が121の場合、CSNは次のようになります。
|
MySQL (グループ・レプリケーション) |
前の構文では:
たとえば、順序番号が
00000000000000000001 でGTIDがf77024f9-f4e3-11eb-a052-0021f6e03f10:0000000000000010654 の場合、CSN値は次のようになります:
|
Oracle |
説明:
例:
|
SQL Server |
データベースが値を戻す方法に応じて、次のいずれかになります。
説明:
例:
|
親トピック: コミット順序番号(CSN)