Group Replication用のデータベース・クラスタSSL構成の概要

クラスタ化されたデータベース環境には、1つのプライマリ・ノードと1つ以上のセカンダリ・ノードを構成する異なるノードが含まれます。一度に1つのプライマリ・ノードのみが存在できます。各ノードには、MySQLデータベース・インスタンスを持つ固有の個別ホスト名があり、その特定のノードの個別の構成によって維持されます。クラスタ内のすべてのノードが集合的にデータベースを表します。

また、データベースに接続しようとするクライアントの最初の接点であるルーターもあります。

SSL接続を有効にする場合、すべてのデータベース・ノードとルーターに独自の認可キーとサーバー証明書が必要です。これらの証明書は、共通認証局(CA)によって認可される必要があります。

この設定で一般的に使用される証明書は次のとおりです:
  • ca.pem: 共通CA (認証局)の証明書

  • server-cert.pem: データベース・ノードを識別するためにCAによって認定されている証明書

  • server-key.pem: 個々のデータベース・ノードの秘密キー

  • router-cert.pem: ルーターを識別するためにCAによって認定されている証明書

  • router-key.pem: ルーターの秘密キー

次の表で、ルーターおよびデータベース・ノードの構成について説明します。この説明のために、次の例は1つのルーターと3つのデータベース・ノードを示しています。

表6-1 ルーターおよびデータベース・ノードの構成

ルーター -

ホスト名

mysqlrouter.company.com

構成ファイル名

mysqlrouter.conf

ポート

6446

共通名

mysqlrouter.company.com

証明書名

server-cert.pem

キー・ファイル名

server-key.pem

データベース・ノード1

-

ホスト名

dbnode1.company.com

構成ファイル名

my.cnf

ポート

3308

共通名

dbnode1

証明書名

server-cert.pem

キー・ファイル名

server-key.pem

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データベース・ノード2

-

ホスト名

dbnode2.company.com

構成ファイル名

my.cnf

ポート

3308

共通名

dbnode2

証明書名

server-cert.pem

キー・ファイル名

server-key.pem

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データベース・ノード3

-

ホスト名

dbnode3.company.com

構成ファイル名

my.cnf

ポート

3308

共通名

dbnode3

証明書名

server-cert.pem

キー・ファイル名

server-key.pem

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